必ず戻ってきて、白山
友達と台湾料理を食べに出かけた。
行き先は白山。東京都文京区にある。
前から気になっていたお店で、週末は混雑して入れないくらいとの噂。平日ランチだけど、念の為に予約をしておいた。
誕生月だったので、ちょこっと昼飲み。
八角の効いた魯肉飯に煮卵をトッピング。大満足して外に出た。
近くの白山神社にお参りしてからパン屋巡り。
白山エリアはパン屋が多い。お店を見かけては吸い込まれ、トレイとトングを手にしてしまう。あっという間にパン土産がたくさん。4軒回ったところでストップをかけた。
昔ながらのパン屋から、オシャレなブーランジェリーまで。気軽で懐かしい惣菜パンに、バターの風味が豊かな逸品。片っ端から試してみたくなる。
今朝食べたイチジクとクルミのパンは美味しかった…リピートしたい。
第2目的地・小石川植物園。
徳川幕府が設けた小石川御薬園が前身だという。
NHKドラマ「大奥」にも出てきた、あの赤面疱瘡の患者を受け入れていた場所かと思う。
入場料500円。曇り空も手伝って、何だか鬱蒼とした雰囲気。植物が自然のまま、そこにある感じ。想像していた植物園と趣が違うのは、植物学の研究・教育を目的とした施設だから。正式名は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。
日本最古の近代植物園だそうだ。
散歩というより…探検気分。出てくる人たちもハイキングのようないでたちだ。
この写真はたぶん笹のトンネル。
子供時代に見つけたら絶対秘密基地にするよね!と話しながら中をくぐった。どうやったらこの形になるんだろう。
前日の雨で地面が柔らかい。滑らないように慎重に歩く。
不思議な姿の植物たち。
いつかの朝ドラみたいに「お前は誰じゃ?」と
Googleに手伝ってもらいながら名前を知っていく。掛けられた標札は文字が薄れて見えないものも多かった。
日本庭園、公開温室、シダ園、柴田記念館を経て
ほぼ一周。正門に舞い戻った。
開館時間を示す看板に書かれていたのは
約16ヘクタールの草木生い茂る敷地。
奥に足を踏み入れ、日が暮れてしまえば神隠しにあってしまいそう。
再び白山駅方向に歩き始めた。
街を眺めると印刷会社と本屋が多い。古書店が目立つのは大学があるからか。入り口が本で塞がれて、入れそうもないお店もあった。
文豪も暮らした街。茗荷谷や谷根千にも足を伸ばせそう。
駅近でお茶にする。
アメリカンダイナー風で、店主が1人で切り盛りしていた。英語で注文を繰り返したあと、追いかけるように日本語で話すのは何の意味があったのだろう…。私たちが英語分からなそうだったから?でも他のお客さんにも同じようにしていた。
見どころはまだまだありそうだし、晴れた日にぐるりと散策するのもいい。
また来るよ、白山。