そんなこと、口にしてはいけないと思っていた〜本のひととき〜
「 料理が苦痛だ」本多理恵子
きっかけは朝のラジオで耳にした衝撃的なタイトル。
2度目に驚いたのは本を書いてるひとがカフェのオーナーで、料理教室の主宰者だということ。
こんな書名で、お仕事にさわりはありませんか…と心配になった。
がしかし。
料理に対する愚痴や不満がつらつらと書かれた本ではなく、実体験を冷静に自己分析し、どう解決してきたかという前向きな内容だった。
料理が苦痛だ。
私にもある!
なんにも作りたくない…。
ほぼ毎日料理をする身となればロボットじゃあるまいし、そんな気持ちになる日もある!
「 料理を苦痛に感じる」のは後ろめたくもないし、珍しいことでもない。
いいのか!
「 主婦なら時間があるんだから、ちゃんと作って当然」時間があったとしても、できないものはできない。
この引用部分に激しく共感した。
生身の人間にはムラがある。
にんげんだもの。
気持ちのムラ、行動のムラ…実はムラだらけの私はやる気スイッチが見つからない時がある。
でもゴハンは待ってくれない。
時間になったら作らねば…。
そんな呪縛にモヤモヤしたり。
そんな時はこうしたらいいよ。
【準備】【決断】【実践】3段階で説明。
結果どんな変化が起こったかのエピソードも紹介されている。
上機嫌で過ごすことが生活のパフォーマンスを上げる
気分も軽やかに作った料理はたいてい上手に出来る
とあるラジオのパーソナリティのお言葉ですが「 ご機嫌は自分で作るもの」だとか。
私のやり方で気持ちよく料理をすれば美味しいものが出来そうな。
そんな楽しい予感がした一冊。