向き合うこと
この季節は学生達が卒業していくシーズンで、所属している店舗はもちろん、過去の店舗の方からも連絡をもらうので足を運ぶのですが、昨日もそんな1日でした。
しかし、今までと違うのはとても緊張したことです。何故かと言うと
卒業する方々はとても良い学生さん達でした。
しかし、急に居なくなった私をどの様に受け入れてくれるかがとても怖かったのです。
連絡をくれた学生さんは、好意的だったから連絡をくれたわけですが、それ以外の人達からしたら急に休んで居なくなった社員です。
決して良い感情は持ってなかったと思うので、卒業のステキな時にお邪魔することで、雰囲気を壊したくなかったですし、何より、自身が攻撃の対象のなるのでは無いかと思いました。
自分より年下の人達に何を怯えてるんだ?と思う方も居ると思います。
しかし、大学生の多感な時期に過ごした一人の人として接していたため、当時は互いに感情剥き出しで接していました。
良い思い出ではないため、それを思い出させて、自分も思い出したくなかった。
何もしない方が平和だったと思います。
昨日は行きたいと思えました。
連絡をくれた人が1人でも居る。
つまり、あの時の自分を肯定してくれて、今日まで続けてくれた人が居ること。
それを確かめることで、自分も前に進めるかなと思い足を運びました。
お店に着くと行列が出来ていて、どうやってお店に入ろうか考えていると、連絡をくれた方がタイミング良くバックヤードから出て来てくれて気づいてくれました。
そこからはお互いに自然と近づき会話を始め、他の人達も出てきて話し始めました。本当に再会を楽しむ様に。
要所要所で私は
「あの時はごめんね?」
と何人もの人に言いましたが、誰も責める人は居ませんでした。
お互いの近況を各々が笑顔で話す。
小一時間あっという間に経っていきました。
その後出勤だったため、目処をつけてみんなと改めてさよならの挨拶をして行きました。
足取りはとてもふわふわしていて、色んな感情が渦巻いていました。
きっと、今の状態のままあの頃に戻れたらうまくいったかな。
なんて考えましたが、そんなことは無かったのでしょう。
みんなを傷つけて、傷ついて、今の自分が居る。そう思えてたつもりだったけど、本当にそうなれた気がします。
自分の考えや価値観が正しいと思い込み、正しさを振りかざすことでは誰も幸せになれない。
各々が持ってる価値観を出し合って、どうやって共存させるかを実現したい。
そんなお店を創り、1人でも多くの人を幸せにしたいと改めて考えた、そんな1日でした🍀
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