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【学級経営】在校生としての卒業式

こんばんは。
数日ぶりのnoteに…。やはり年度末は忙しいですね。

さて、卒業式練習が始まっている学校が多いと思います。
今日は、「在校生として」の卒業式をどう価値づけていくかというお話です。今日は短めに…。


1.全ては卒業生のために

卒業式という場で、姿勢を正し、礼を整え、心から歌う。そういうことを、自分たちが卒業するわけでもないのに全力で行う。それが「在校生としての卒業式」ですよね。この点を、子どもたちの成長にどうつなげていくかを考えたときに、まず出てくるのが「全ては卒業生のために」という視点です。

今までお世話になった卒業生に、恩返しの気持ちを伝える。そういう「与えてもらったから何か返したい」という気持ちは、人としてとても大切なものです。こういう機会だからこそ、それを実感し、実践できます。これは、在校生だからこその経験です。

また、「誰かのために全力を尽くす」ということに価値を感じられる人になってほしいという思いもあります。人は、「誰かの役に立っている」と感じたときに喜びを感じるものです。「貢献感」ですね。卒業式で「全ては卒業生のために」という思いをもって取り組むことは、貢献感を生むことにもつながります。これもとても大切な視点です。

2.いずれ自分たちに返ってくるからこそ

もう一つは、「いずれ自分たちに返ってくる」という視点です。
今、自分たちが精一杯がんばっている姿は、すぐ下の学年の子どもたちが見ている。そういう姿を見せることで、自分たちが卒業生になったときには、その後輩たちが精一杯がんばってくれる。そういう視点もとても大事だと思っています。こういう気持ちが「伝統」を生み出すわけですね。

先輩の姿を見て、今の自分が努力をし、それを後輩が見て、同じように伝わっていく。そういう「姿の伝承」が、「伝統」を生み、「その学校らしさ」を生んでいくんだろうなと思います。

おわりに

こういった視点で、在校生としての卒業式の価値をしっかりともつことで、「学びのある卒業式」にすることができます。たくさんのことを学べる卒業式です。せっかくなので、より大きな学びのある卒業式に♪

今日はこのへんで…。

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