31日目🇳🇿 ショック。この自己憐憫から抜け出すために分析してみた。

前日の最後のピッキングで、とってはいけない苺（雇用者兼トレーナーHaydenにとって、薄すぎる苺のことである）をとってしまい、信頼を失ってしまった翌日である、今日は、厳しい1日となった。

私に対してすごく厳しい。

今日はとっても悲しい思いをした。
久しぶりに涙が出た。

けど、成長もあって、
人の前では決して泣かなかった。
車や家など、一息つける場所で泣いた。

今までなら、悲しいと思ったときに涙が出たものだけど、怒りもあったからか、グッと堪えて雇用主に涙を見せずに過ごすことができた。

何があったか端的にいうと、
仕事のことで理不尽に責められ、日本の言葉を笑われた。

どうするべき？

わからない。

やめるべき？

わからない。

とにかく今は、こなすしかない。

でも、理不尽に〜とか、自己憐憫になってしまってる自分に気づく。
その背景があるはず。
なので、悲しい気持ちに呑み込まれないように、振り返りつつ冷静に、客観的に分析していく。

感情に呑み込まれてはいけない。

その1 一度でも間違えたらアウト。まだ３日目なのに。むりだよー！

この日の、朝のトレーニング内容は、
Hayden が見せたいちごは取るかどうか、答えるというもの。
40分かけて、それをしたんだけど、色が微妙なのがあって。本当に微妙なの。
取らないと答えると、怒られ、取ると答えると、怒られ。
本当に微妙で違いがわからない。

本当に、意味がわからない。

なぜ私だけ完璧を求められるの。

なぜ私だけ怒られるの。責められるの。

「もうあなたをトレーニングできない。あなたに時間をかけすぎている。」
と言われ、しょんぼりして返事をすると、もう一度チャンスをあげるから、水を飲んでまた来い。と言われた。

その後は、私が苺を取って、Haydenが見るというトレーニングで、なんとかお眼鏡にかない、その日は続けることができた。

私の心にあったのは、他の人も同様に色の薄い苺をとっているのに、なぜ私だけこんなに厳しくされなきゃいけないのか。
なぜ、そんなに完璧を求められるのか。完璧にできるようにするのがトレーニングではないのか。それなら、経験者を雇うべき。
まだ３日目のクオリティで、なぜそんなに責めるのか。

怒りや悲しみ、不信感が同時に襲ってくる。

その2 休憩時間のショックな出来事。

この仕事には、毎日10分のティータイム休憩がある。

そこで、いきなり、
「日本語で　はい　いいえ　は何て言うの？」とHaydenに聞かれ、答えると、

「e a」
いいえ　の発音が、

yes
に似ているのが面白かったらしい。

みんなで笑っていた。

けど、私は笑えなかった。

なぜかと言うと、Haydenがそれを言ったときに、みんなして笑うから、何となく馬鹿にされているように感じた。
正しい発音を教えても、Haydenがそれを言うとみんな笑う。

何で笑うの。何がおかしいの。
本当に、嫌だった。

このとき、私の心の中の何かが壊れた気がする。
悲しくて、ショックで。
これは一種のいじめと似ている。

明日、また仕事なんだけど、やっていけるのかなぁ。

分析してみる

まず、一つ目と二つ目の悲しみとショックを混同してはいけない。
一つずつ解消してみる。

まず、一つ目。
Haydenが、なぜこんなに私に厳しいのか。

それは、きっと、私にたくさんの時間を使って教えているのに、全く成長してないと思っているから。

私は学んでいる最中と思っていても、彼の中での成長すべき私の姿はもっと高くて、それに見合ってないから。

でも、これに関しては、私も同じ思いをしたことがあるので、Haydenの気持ちはわかる。
手をかけて何回も伝えてるのに、なかなか成長を見せてくれない、むしろ攻撃してくる子どもと同じだ。

Haydenの気持ちはきっと、
がっかり。失望。

なんだと思う。

私にばかり時間をかけているから私にばかり期待が向く。
だって、労力をいちばんかけてるもの。

なぜ私にかと言うと、英語がうまく聞き取れないために、何度も説明させてしまい、場合によっては見せながら説明させてしまっていて、手間がすごくかかってしまっているから。

この、手間に見合う成果が出ないから、こんなに厳しいのだ。

つまり、きっとミスマッチ。
私がいちごとりの経験があるか、英語をうまく聞き取り、理解できるか。
どちらかできないといけなかった。

もう1日やってみて、無理なら、辞めよう。
辞めた後のことも考えなくちゃ。

生きていく、お金を稼ぐって本当に大変なことなんだなぁ。

二つ目、休憩時間のショックについて、分析してみる。

きっと、悪気があったわけじゃないってわかる。

午前中にされたこともあって、余計に嫌だと感じた可能性もある。

日本語を笑ったわけじゃないかもしれない。

きっと、私はこの雇用主が嫌になったから、他の従業員も嫌になってしまったのかもしれない。

この雇用主、仕事が終わってから、
朝のトレーニングは、間違いだった、あなたにとって、つらい時間だった
と伝えてくれた。

だからきっと、歩み寄ろうとして聞いてくれたのだろう。

仕事の終わるころ、
あなたはいい感じの人だから一緒に働きたいけど、あなたに時間を使い過ぎているとも言われた。

もう、こんなに厳しくされるなら、私は働きたくない。
ミスマッチだったのだと思うし、お互いに不利益なら辞めた方がいい。

そう思う。

けど、これからどうするの？と。
家も借りてしまったし。

明日行くって言っちゃったし。

解雇って言われるまで、お金をもらうためにがんばるかな。

Haydenだけの問題ではなく、私にも問題があって、
そのようにさせてしまったのは私の至らなさ。

だから、もう少しがんばる。

私も、もっと、時間をかける。

と、今日はここまで。

分析したら、頭もスッキリ。