全て自分の責任
Protect yourself at all times
どんなときでも自分の身は自分で守れ
世界最大の格闘技団体UFCでレフェリーが最初に両選手に声をかけるそうです。
格闘技は怪我のさせ合いという競技で、
レフェリーはルールに則って試合が運ばれるように注意深く観察しますが、それでも自分の身は自分で守らないといけないことを伝えるのです。
格闘技に限らず私たちは自分の人生に責任を持つ必要があります。
最終的に頼れるのは自分だけです。
自分に起こる全てのことは自分に責任があるのです。
そして自分に責任を持った時、
成長が加速します。
覚悟を決める
自転車の練習を思い浮かべてください。
最初は補助輪付きで、
その後は誰かに支えてもらってペダルを漕ぐ。
という練習をするというのが一般的です。
そして、
どこかのタイミングで誰も支えなくても、
自分だけでバランスを取り、一人で自転車に乗れるようになったのではないのでしょうか?
誰かの支えがなくても乗れるようになる瞬間、
人の支えがあるという前提を手放し、
自分でバランスを取りペダルを漕がなくてはならない。
と覚悟を決めたのだと思います。
これを読んでいる多くの人にとって、
自転車に乗れるようになったのは遥か昔のことでしょうから忘れているかもしれませんが、
人に頼ることはできない。
自分で何とかするしかない。
と覚悟を決めた時、
成長が加速します。
仕事においても、
誰かの指示に従って言われた通りにやればいいと思っている時は、覚えがよくありませんし、予想外の出来事への対処も上手くできません。
仕事を自分だけで完結させようと覚悟が決まったとき、必要な知識は効率的に吸収され、トラブルのときも良い決断ができるようになります。
力があると示す
自分でなんとかすると覚悟を決める時、
自分はこの状況を克服できる力がある。
ということを自分自身に行動という形で示すことになります。
反対に、
誰かに守ってもらおう。
と考えている時、
自分にはこの状況を克服する力がない。
と自分自身に言い聞かせていることになります。
「自分」という存在は、
イメージした通りのものになりますから、
力があると思えば力のある自分に、
力がないと思えば力のな自分に、
それぞれなっていきます。
覚悟を決め、行動に繋げた当初は、
慣れないため焦りや緊張があるかもしれませんが、
繰り返すにつれて当たり前になります。
ある分野に関して、
力がある自分というイメージが定着したのです。
それは最初に覚悟を決め、
自分にはできると一歩を踏み出したから起きた変化です。
全ての結果の責任を引き受ける
行動を起こすと、
失敗する可能性があります。
自転車なら転ぶ、
仕事なら損害を出す。
など、必ずうまくいくということはありません。
踏み出す時、
失敗したときに受ける不利益を背負う覚悟が必要なのです。
その可能性を背負ってでも、
自分はこの状況を克服し、
前進すると決めた時、
結果に対しての責任を背負った時、
人生は好転していきます。
誰かに依存しぶら下がっているままでは見られない景色が見れることになるでしょう。
もちろん、
依存が悪いということではないのですが、
行き詰まりや退屈を感じているなら、
誰かの庇護下から外に出てみても良いかと思います。
外に出ると、
そこは楽ではないかもしれませんが、
退屈しない自由な世界があります。
そして、誰かのに依存している方が、
窮屈で自由がなく、(意外と危険で、)
よほど辛いということに気づくかもしれません。
人生は一度きりですし、
死ぬ時は独りです。
歩けるようになったり、
自転車に乗れるようになったり、
一人で仕事をこなせるようになったり、
それぞれの道で覚悟を決めて来たことを思い出し、面白そうな方向へ自分というサイコロを振っていくことが人生というゲームをより楽しむことに繋がるでしょう。