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片付けについて本気出して考えてみた

正直に言うと、僕は片付けが苦手です。

別に派手に散らかす訳ではないのですがつい後回しにしてしまい、気がつくと散らかっています。

自分の小学校では、自称「娘の保育園のお迎えのために定時退勤する学年主任」という肩書を守るべく、生産性の高い仕事を心掛けて働いています。

しかし、書類をよく山積みにします。
使うモノをどこに片付けたのかを忘れて、よく探しています。

家でも本やノートをちょっとその辺に置いたままにしてしまっています。
まとめて片付けてどこにしまったか分からなくなります。

そんな状態なのです。

そう、僕は散らかる人の典型的パターンです。

そんな状態の僕が「仕事の生産性を高めよう」なんて恥ずかしくて言えないと思い、片付けについて本気出して考えてみようと決意しました。


こんまり流片付けのメソッド

いざ「片付けができる人になろう」と思ったところで、いきなりできるものではありません。
今まで通りの自分でできるようになるのなら、今までだって苦労していません。

まずは片付けの知識についてきちんと学ぶことから始めました。

そこで僕が手に取った本が「Joy at Work」(著 近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン)。 


そうです。
片付けと言えば「こんまり」。
日本が世界に誇る、片付けのプロです。

 一度読むと、近藤麻理恵さんの「片付けの魔法」の魅力に取り憑かれました。

この本には、仕事場などの物理的な片付けだけでなく時間や決断、人脈、会議など、効率よく働くための仕事内容の片付け法まで詳しく書かれています。

近藤麻理恵さん曰く、

片付けは、ときめくワークスタイルの実現のために行う

のだそうです。

自分にとって「ときめくワークスタイル」とはどのようなものなのかをよくイメージします。
そのためのヒントが3つあります。

①環境「どんなワークスペースなのか」
②行動「そこで何をするのか」
③感情「その時どんな気持ちか」

質問形式でわかりやすいです。
僕がイメージした「ときめくワークスタイル」は、

①環境「どんなワークスペースなのか」
 →常に机の上にはパソコンしか置いていないデスク。時々コーヒー。
②行動「そこで何をするのか」
 →その時に重要な1つのタスクに集中して取り組む
③感情「その時どんな気持ちか」
 →仕事の生産性を上げて定時退勤。仕事への意欲にも満ちている。

このようなワークスペースをイメージしました。


次に、「ときめくワークスペース」を実現するために、現在所有しているモノを見直していきます。

基準は「ときめくモノ」かどうか。

それを使っている時間、自分はときめいているだろうか?
それがもし無くなったら、また同じものを買うだろうか?

そうやって、1つひとつのモノを「ときめく」か「ときめかない」かで仕分けし、本当に必要なものだけを残していきます。

そして、最終的に残したものを使用頻度やカテゴリーに分けて収納していきます。

リバウンドしない片付けにするために、

①自分がどのようなものをどれだけの量持っていて、どこに収納しているのかを把握すること
②どういったものが増える傾向にあって、増えたらどこに収納するのかをきめること

を常に意識します。

このように、全ての所有物を自分の支配下に治めることによって、リバウンドしない片付けをすることができるようになるのです。


このメソッドで片付けをしていくと、かなりのモノを減らすことができました。

特に個人的な所有物は、「もったいない」から持っているものが多くあり、そのモノで大して「ときめいていない」ということも分かりました。

一度片付いてもきちんと自分に定着するまで、定期的な見直しが必要になりそうです。


大切なことは「どんな感情で仕事をしてるか」

僕が本書で最も感銘を受けたのは、片付けによって得られる「仕事に対するマインドの変化」についてです。

この本は、第11章「もっと仕事で"ときめく"ためには」を読むだけでも十分価値があります。
そこには、胸に刺さる言葉がたくさんありました。
その中で一番心に残ったものが以下の言葉です。

「何の仕事をしているか」より「どんな感情で仕事をしてるか」の方が大切

確かに毎回同じ仕事を繰り返していても、不満が募る時もあればそうでない時もあります。

仕事の中身でなく自分の捉え方。
その時の自分の気持ち次第で「ときめく仕事」になることも多くありそうです。

「今の仕事にときめいているか?」
と自分に聞いてみます。

もし「No」なら抱えるものが多すぎて仕事が片付いていないかもしれません。

現状を把握して仕事を見直し、何から手をつけるべきか考えてみる。
そうやってワークスペースだけでなく仕事も片付けていくのがいいですね。

 

まとめ ー片付けで人生を変えようー

本書の中で、筆者は「仕事も人生も時間も、自分が把握する範囲内にすると、劇的に人生は変わる」と言っています。

それこそが片付けをするメリットであり「片付けの魔法」なんだと感じました。

把握する範囲をこえるものは無理してやる必要はない、ということ。

自分と向き合う時間をとり、心に余裕をもつ習慣を作る。
それが「仕事にときめく」ための第一歩になります。

こういう考えは最終的に「エッセンシャル思考」に通じるものがあります。

仕事も人生も、自分の把握する範囲内に収まっていて、心に余裕がある人。
そんな働き方、憧れますね^^

そんな自分をイメージしながら、僕は身の回りの片付けをしていこうと思います!

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