グッドパッチUXメンバーインタビュー - UXスキルを高めるため、デザイナーが集まる環境へ -
どうも、グッドパッチのUXデザイナーの黒子です。
この記事では、今年8月にグッドパッチに入社したUXデザイナー「あかりさん」こと片貝さんをご紹介します!
WebディレクターからUXデザイナーへのキャリアチェンジやクライアントワークへの向き合い方、その原体験などをお聞きしながら、あかりさんについて深堀りをしました。
特に、これからUXデザイナーになりたい方、グッドパッチへの転職を考えられている方にとって参考になる内容になっています。
では早速、あかりさんにお話を聞いていきます!
WebディレクターからUXデザイナー、ときにPR
–– まずは簡単にあかりさんのこれまでの経歴を教えてもらえますか?
前職のニジボックスには5年半ほど前にWebディレクターとして入社しました!
最初はWebディレクターとしてWebサイトやアプリに関するディレクションをしながら、一部マーケティングとかブログ記事の執筆や編集をするチームを作っていました。そこからUXグループに異動しUXリサーチを行い、今に至るという形ですね。
ー いつ頃からデザインに興味持ち始めたんですか?
大学2年の頃ですね!
当時、自分で作っていたCDのジャケットデザインをプロのグラフィックデザイナーの方にお願いしたことがあって。自分がぼんやり思い描いていた、音楽を聴いてくださる方に届けたい印象を、プロのデザイナーさんにビジュアルでバシッと表現していただきました。
そのときに、目に見えない想いを目に見えるかたちで届けられるデザインの力ってすごいな、って感激して、自分もそういうふうになりたいと思いました。そこから自分でも独学でデザインの勉強を始め、依頼を受けていました。いろんなデザイナーさんとも知り合っていったので、刺激をもらいましたね。
ー 実際にお仕事でもデザインに取り組んでみてどうでしたか?
超楽しかったです(笑)。
多分、今もクライアントワークを選んでる点からも言えるんですけど、誰かの思いとか、誰かの課題を解決することに自分がすごく喜びを感じるんですよね。
思い返せば、大学生の時もそんなことを言っていて、誰かの人生に少しでも良い影響を届けられる人間になりたい、それがダイレクトに感じられるのが自分にとってはクライアントワークなのかなって。
原体験となるCDデザインのときに発注側だった自分が感じた感動を、他の方にも届けられるようなデザイナーになりたいと思っていました。
ー 前職のニジボックスでは、どのようなことをやられていたんですか?
最初の2年はWebディレクターとして業務を行っていました。ニジボックスがリクルートグループの子会社だったので、リクルートのサービスのLPをやバナーを作ったり、リクルート外のクライアント様のポータルサイトのリニューアルを担当したりしていましたね。
そのとき業務と並行しながら、ニジボックスブログの立ち上げを行いました。
その後、そのときにメンターとして関わってくださっていた方が立ち上げたUX部署に異動しました。そこから3年半在籍して、2年プレイヤー、最後の1年半はUX組織のマネジメントをしていました。
ー Webディレクターから、UXデザイナーへのジョブチェンジはどうでしたか?
本当に異動してよかったと思っていますね。
Webディレクター時代、Webサイトやアプリを作るのは、ビジネスのなんらかの事業指標を改善するためだと考えていたので、ビジネスに対する解像度をもっと高めて、より本質的な提案や制作ができるようになりたいと思っていました。当時のニジボックスのUX部署は、リクルートグループの子会社ということもあり、新規事業の案件が多い部署だったので、ビジネスの事業責任者や経営レイヤーの方々と触れる機会も多く、自分が必要だと思うものをダイレクトに経験できる環境だと思いました。
そこでは、戦略のレイヤーから考える必要があって、クライアントの事業ドメインの特徴や、競合との優位性を考えた上でバリュープロポジションを考えるなど、必然的に顧客の事業やビジネスのことを考えるような脳の使い方になりました。
ユーザーの課題やニーズに加えて、ビジネスの事業構造も両立させるにはどうすればいいのか?を考える機会がとても多いという意味で、その部署は私の意志にマッチしていたと思います。
同じような想いを持っているメンバーも周囲にたくさんおり、彼らと切磋琢磨しながら前進できたことも本当に幸運でした。
ニジボックスから次のチャレンジの舞台へ
ー 転職を考えるきっかけはどのようなものがありましたか?
ニジボックスでの最後の1年半はマネジメントレイヤーで動いていて、みんなの案件に薄く入って品質管理を行ったり、組織課題の解決を行ったりすることが多くなりました。
もともと教師になりたかったのもあり、人が育つとか、組織や仕組みを整理して、人の可能性を最大化することで、未来に良い影響をもたらしていくことには非常にやりがいを感じていたんですけど、やっぱり人生まだ長いのもあり、マネジメントをまたいつかやりたいという思いはありつつ、一回現場に戻って、もう1段階自分のスキルを高めたいなって思いました。
UXデザイナーとしては、まだまだスキルを高めなければならない危機感もあり、転職を考え始めました。
ー 転職の際はどのような軸で考えていましたか?
2軸で考えていましたね。1軸目がメインで、ユーザー価値とビジネス利益の両立を考え、一つのプロダクトやサービスを伸ばしたいと思っていました。なので、クライアントワークの企業ではなく、自社プロダクトやサービスを伸ばす経験を腰を据えて積める事業会社を中心に受けていました。やはりクライアントワークだと、その部分の経験はどうしても積みにくかったりするのかなと。
もう一つは、UXデザインの専門性をより高めていく軸でした。
UXリサーチからより染み出して、プロダクトやサービス全体のUX戦略を考えたり、リサーチから具体化の部分の経験を複数の事業領域で積んだりすることで、UXの専門性をより高め、引き出しをより増やしていくかたちで、クライアントワークは続けるが、取り組む領域をより広げていくようなイメージです。
私の場合、その軸で受けていたのはグッドパッチだけだったんです。
優秀なUXデザイナーがたくさん集まっている環境かつ、体験設計の領域が広く、0→1からグロースまで複数のフェーズのプロジェクトが経験できる環境に行きたかったので、それが叶う環境ということで想起したのがグッドパッチでした。
ー 入社前のグッドパッチはどのような印象でしたか?
所属する全員がデザインの力を信じていて、デザインやビジネスに対して真摯で優秀な方が多く所属する企業の印象でしたね。
特に、X(旧Twitter)でよくグッドパッチのUXデザイナーの國光さんの投稿を見ていましたね。勝手な印象で恐縮ですが、深い知識と経験に裏打ちされた言葉だなと感じる投稿が多いと感じていたので、クライアントからの高い期待や、それに対してどのようなバリューを出していくのか?という部分のプレッシャーも含めて、とても良い機会に溢れた環境がグッドパッチにはあるのだろうなと。
個人的な意見ですが、仕事をする上では、取り組む課題の価値を心の底から信じられるか?ということを重視しているんです。
取り組む課題が大きければ大きいほど、その課題の解決に対して取り組んだときの伸びしろがそのまま自分の成長になると思っているのもありますが、今の自分の力では越えられないような大きな課題に取り組んだ時、それをやり抜くことができるかどうかは、取り組む課題の価値、すなわちその課題を解決することでもたらされるより良い未来に確信が持てるかどうかなのではないかなと思っていて。
逆に、その確信があれば、どんな状況においてもやり抜く力に繋がっていくなと。そして、その課題や機会に向き合える環境に身を起き続けることで、周囲や社会に良い影響を届けながら、自分自身も成長していけると良いよねと思っています。
そういった意味で、デザインの力を全員が信じているグッドパッチのクライアントワークでの課題解決はすごく価値があると思いますし、その機会がすごく大きいからこそ、國光さんを含め、優秀なデザイナーの方々が活躍して成長できるような環境があるのではないか、と勝手ながら想像していました。
ー 転職時にグッドパッチを選んだ決め手はなんでしたか?
事業会社に行くかどうかで、正直かなり迷いました。どちらの選択肢を選んでも、それぞれ魅力的な点が明確にあったので。
でも、どこに行くか決める前に、引き継ぎなどの関係でクライアントへもご挨拶をさせていただいて、そのときにクライアントの皆様からすごく良いことをたくさん言っていただいたんです。それを聞いた時に、やっぱりクライアントワークをもうちょっとやりたいかもと思いました。
最終的に、グッドパッチの場合、自分が取り組んでいたUXリサーチというところに閉じていた領域から、プロダクトやサービス全体のユーザー体験の設計や、プロダクトマネージャーとしての動き方をするプロジェクトなど、より広い領域に対して取り組める機会があると、選考内の面談やグッドパッチに在籍している友人から聞き、ここに飛び込もうと決めました。
選択肢はいつも無数にあると思うので、あとはもう、その選択を正解にする努力をし続けるしかありません。
グッドパッチのUXデザイナーとしてのキャリア
ー UXデザイナーとしてのスタンスや取り組む上で大事にしていることはありますか?
やっぱり「ユーザーにとっての価値」と「ビジネスにとっての利益」がちゃんと噛み合うように体験やサービス作りをし続けないといけないと思っています。
当たり前のことではありますが、ユーザーニーズが高く、社会に必要とされているサービスであっても、そのサービスを提供する組織に継続性がなければサービス提供をし続けることはできませんし、ユーザーニーズを満たした上で、それがどう事業成長とリンクしていくのか?の設計ができていなければ、そもそも事業として成り立たないので、どんなにユーザーに求められていてもサービスをクローズするしかないよねと。
なので、きちんとユーザーのニーズがあることを確認し、それに対して見るべき事業指標を整理し、短期長期といった時間軸を織り交ぜながら、組織やプロダクトの成長が噛み合うように色んなものを設計していく必要があると考えています。
UXデザイナーは「ユーザー体験をデザインする人」という名前ではありますが、ユーザー価値とビジネス利益の両立をデザインし、抽象的なものを具体化して指針を示し続けられるよう心がけていますね。
ー UXデザインで一番テンション上がるときはいつですか?
一番は決めきれないくらいテンションが上がる瞬間はたくさんあるのですが(笑)、ひとつ言えるのは、やっぱりユーザーの思いに深く共感し、その想いの一端に触れられたのではないかと思えたときですかね。
解決することで社会や世界を良くしていけるようなユーザーの課題感に触れたときや、インタビューをしていると相手になったような、重なるような瞬間があって、本当にテンションが上がります。
自分がユーザーになったような気持ちになれるまで共感の度合いをしっかりと深められたときはすごくテンションが上がりますね。
ー これからグッドパッチでどのように取り組んでいきたいですか?
いわゆるコンセプトを作ってからリサーチを繰り返しつつ、ちゃんとデザインとして具体化していくところを経験できるようなプロジェクトをどんどんやっていきたいですね。
また、もともとはビジネスをUXデザインの力でどうグロースさせるかみたいなところに興味があるので、一つのプロダクトをどうやって売上を伸ばして行くのか?に対して、体験設計を強みにしつつリードしていけるような人材になりたいと思っています。
私は目的ベースで考えがちな人間だったりもするので、目の前の事業やプロダクトを成功させるためにはどうすればいいのかというところを起点に考えていて、新規事業フェーズであればミニマムに検証サイクルを回していくとか、グロースフェーズだったら売り上げを伸ばしていくとか、プロダクトの色々なフェーズを経験して、多くの引き出しを持てるようになりたいと思ってます。
おわりに
ということで、UXデザイナーとしてのスキルアップの機会を求めてグッドパッチに入社してくださったあかりさんでした!
今回のインタビューでは、あかりさんのこれまでのご経験やUXデザイナーとしての転職の考え方などを深ぼる形でお聞きしました!
特に転職の軸のお話では、事業会社に行くかクライアントワーク中心のグッドパッチに行くかで悩まれた経験やその上でグッドパッチを選んだ経緯については、UXデザイナーの転職を考えられている方にとっても参考になるのではないでしょうか?
インタビューをしている中で、「自分の可能性は自分で広げていく」というマインドセットと、ユーザーと事業に正面から向き合いプロダクト/サービスを成長させていくスタンスが非常に印象的でした。これまでも色々なポジションで活躍されてきたあかりさんが、グッドパッチでどのような活躍をしてくださるのか非常に楽しみです!
それでは今回はこの辺で。また別の記事でお会いしましょう!
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