最後のストーリーは、あなた自身で
記事を書くとき、最近になってすごく意識するようになったことがあります。
それは、タイトルに「。」を付けないことです。
文章の中に些細な工夫を凝らし、文字だけでは伝わりづらい表現をすることがある。
そんなことを教えて頂いた事があります。
あえて多めに改行すると、少し間合いが生まれて、まるでその人の声を聞いている気分になれたり、
読点を付けて、まるで息継ぎをしているような感覚を表現したり、
文章なのに、声のように聞こえてくる。
少しの工夫で、より繊細な表現が可能になることを知りました。
様々な工夫がある中で、私が一番感動したのが、「。」を付けない。
といったものでした。
文章の中で「。」を付けないとなると、とても読みづらい文章になってしまいますが、
タイトルから外すと、私はある不思議な感覚を得ました。
それはまるで、終わりのない探求のようで、
読んでいる側に、その後の解釈を委ねているような、
そんな感覚でした。
自分の感じた想いを言葉にするとき、まるでそれが“正しさ”のように伝わってしまうことがある。
でもそうじゃない、と私は伝えたい。
どんな考え方があなたに合うのか、それは分からない。
だから「。」を外す。
最後のストーリーは、あなた自身で作り上げて欲しいから。