今の年齢は?
なんとなく「成人式」というと「1月9日」なイメージがある。
しかし、今年の1月9日は普通の平日だ。
成人式、もとい「二十歳のつどい」は、昨日(1月8日)執り行われた。
3行日記でも書いたが改めて、新成人の皆さん、成人おめでとう。
二十歳を過ぎてから、歳を数えなくなった。
書類に年齢を書く時や、人に歳を聞かれた時、数秒自分の年齢を考える時間がある。
なんなら正確な年齢が必要でない場面なら、違う年齢を言う時すらある。
それくらい「歳」というものが記号化した。
昔はそうじゃなかった。
1年歳を取ると、なぜか「大きくなった」と思っていたし、実際目線が高くなった気でいた。
9歳になった時は「くさいくさい」とからかわれ、早く歳を取りたいと思っていた。
20歳の誕生日にお酒を買いに行って、「すみませんが年齢証明できるものはありますか?」と聞かれ、証明書を見せると「誕生日おめでとうございます」なんて言われることを夢見た。
実際には予定があり実行できず、後日買ってみたら年齢確認のボタンを押すだけで、特に何も無かった。
僕は年相応、もしくは老け顔なのかもしれない。
何が言いたいかって、20歳までは「年齢」に関して割と敏感に反応していたし、覚えていた。
が、ほんとにここ数年は、自分の年齢に興味が無い。
自分の歳を思い出した時に「まだこんなんだったっけ?」と思うほどである。
おそらくだが、年齢が関係するイベントが無くなったからだと思う。
小中高は年齢と学年がマッチしている。
学年が上がれば年齢も上がり、たいていは同年代の人が周りにいる。
部活に入れば上下関係もある。
嫌でも「年齢」は意識してしまうイベントが周りにあった。
僕にとっては20歳がラストフェスだった。
お酒とたばこができるようになる年齢。
親がどっちもやってないので、縁遠い嗜好品だが、やはり目安となる。
そして僕は20歳が成人だった。
「20歳になる」ということは「成人する」ということであり、法律的に言えば「制限行為能力者ではなくなる」ということである。
すべての法律行為(契約)が自分の意思で行える。
逆に言えば、すべて自分で責任を取るということ。
最後にして最大のイベントが「20歳」だった。
あと「年齢」で引っかかるのは、県議とか衆議院議員みたいな「政治家」に立候補できる年齢だけ。
と言っても政治に興味は無い。
しっかり言えば「為政者」になる気がない。
僕は投票と日々の注視だけするつもりである。
その後は「高齢者」まで特にないだろ?
僕が「高齢者」になれるのはいくつの時だろうね。
という感じで、「政治家」になる気も無ければ、「高齢者」もまだまだ先の話という僕にとって、「年齢」はもうそんなに意味を持たない。
だからいちいち覚えていない。
これはどのくらいの人が共感してくれるのだろうか。
一応「どれほど生きたか」の指標にはなるから、意識している人が多いのだろうか。
僕の場合は幸運にも、「平手友梨奈」と調べれば年齢が出てくる。
生年月日が同じ有名人がいるメリットである。
しかし同じ年齢でも、平手友梨奈さんと僕とでは、天と地ほどの差がある。
そんな現状を見ていると「年齢」だけでは人を見定められない。
やはり「年齢」は記号である。
覚えなくていい。
以上!くろだでした。
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