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【黒珈塾】新入社員・若手社員を『ライトノベル脳』で育成してみた!
ビジネスライトノベル作家の黒珈(くろこ)です。
普段はものづくりの会社で企画マネージャーとして、これまで1000人以上のマネジメント・コーチングを行って参りました。
その経験を活かして、ビジネススキルやマネジメントを手軽に学ぶことができる、ショートストーリー仕立てのKindle書籍「営業課長の心得帖」シリーズを出版しています。
また、ライトノベル作品として【新感覚学園小説】シリーズ、およびライティングに関する書籍を出版しています。
突然ですが、会社に勤めていらっしゃる方に質問です。
(1)昨年入った新入社員は、現在どのような業務を行っていますか?
既に仕事を覚えて、バリバリ業務をこなしていますか?
それとも、まだ先輩と同行してノウハウの勉強中ですか?
(2)若手社員のモチベーションは如何でしょうか?
色々な取組に挑戦して、ノウハウ・スキルのレベルアップを図っていますか?
それとも、目の前の業務に追われて、瞳の輝きが失われていたりしませんか?
私は職業柄、色々な会社の方から新人・若手育成に関する色々な悩みを聞く機会が多いのですが、皆さん決まってこんなお話をされています。
『新入社員の気持ちが分からない』
『若手社員がなかなか育たない』
それに対して、私はこう答えています。
「そりゃあそうでしょう、私も分かりませんよ」
この段階で、殆どの方が怪訝そうな顔をされます。
そこで、こう続けます。
「まだ十分なコミュニケーションを取れていない新入社員や、ステージアップに必要な職能を習得している段階の若手社員のことを、100パーセント理解することは不可能です」
「おそらく皆さんが新人の頃には、上司や先輩達から同じように思われていたはずですよ」
この言葉で、少し落ち着きを見せた相手に対して、以下のように続けるのです。
「新入社員や若手社員の育成において大切なことは、彼らを『理解出来ていない』という事実をキチンと受け止めること」
「そして、メンバー1人1人を『可視化』していくことです」
前述の通り、私は本業で、これまでに1000人を超える営業系メンバーのマネジメント・コーチングを行ってきました。
現在は、100人超のメンバーに対して、キャリア形成に関するマネジメントや人事評価を行う立場にあります。
「そんな人数だと、1人1人のことは覚えていられないですよね?」と言われますが、私は全てのメンバーの特徴を押さえております。
と言っても、決して特殊な記憶能力を持っている訳ではありません。
早起きが少しだけ得意な、ごく普通の社会人として、数十年歩んで参りました。
それでは、どのようにメンバーの特徴を把握しているのでしょうか?
実は……
ライトノベル作品のために習得してきた『ちょっとしたコツ』を応用しながら、日々のマネジメントを行っているのです。
【コラム】新人マネージャー黒珈の苦悩(前編)
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今でこそ悟りを開いたような発言を重ねている私ですが、●年前、課長になった当初は、御託に漏れず『マネジメントの壁』に当たりました。
一般職時代の営業スタイルに自信があったからこそ、部下の進め方全てに口を出したくなる。
但し、マネジメントという観点から、過度な口出しはNGと言われて、ぐっと我慢を重ねる日々。
ストレスが限界に近付いてきたマネージャー2年目の春、大きな出来事が起こりました。
私のチームは、課長である私の他に、リーダーのベテラン社員、ポイントゲッターの30代男性、そして20代の女性営業担当者が2人という構成でした。
それが、春の人事異動でリーダーとポイントゲッターの2人が一気に居なくなってしまったのです。
更に育児休職で、女性社員が1人お休みに入りました。
入れ替わりで来たのが、20代半ばの女性営業担当者と、今年入社した新入社員の男性。
つまり、課のメンバーが1人減って、更に全て20代の構成となったのです。
(なるほど、若手を育成する機会を与えられたのだな)
そう思っていたのですが、年度当初に降りてきた売上目標は、全国10数箇所ある課の中で一番高く、ベテラン社員が居たとしても相当厳しいと思われるものでした。
(こんなの、どうしろって言うんだ!)
上職にも相当掛け合ったのですが、変更は認められず……新人プラス若手社員だけで、この難局に挑むこととなりました。
散々やり合ったことで開き直った私は、良い機会なので一度原点に立ち戻り『マネジメント』について考えることにしました。
ここは同意いただける方が多いのでは、と思いますが……
『マネージャーの業務手順や心得』を、誰かに細かく教えて貰える機会は殆どありません。
自分で動ける人は、独自の手法でインプットを進め、マネジメントスキルを上げて行く一方、それが出来ない人は、自分本位の考えに凝り固まった『勘違い課長』になってしまいます。
そこで私は、
『マネジメントの父』経営学者『ピーター・ドラッカー』氏に解を求めました。
※後編に続きます。
✅『新人の育成方法を知りたい』
✅『若手メンバーのマネジメントに悩んでいる』
✅『チームのクオリティを上げたい』
こんな悩みをお持ちの方は、本記事を参考にしていただけると嬉しいです。
🔹記事
約10,000文字
🔹記事の価格10部限定 500円
1月20日(日)まで 980円
以降は、段階的に値上げしていく予定です。
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