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フランスに関する本【読書会】

写真は、ディオール展でのお土産の
ノートと鉛筆。
2023年1月7日に読書会に参加しました。年始にめずらしいと思ったところ、主催者が小学生三年生でした。冬休みが終わるまでに開催とのことでした。

お題は「フランスに関する本」
です。主催者は「星の王子さま」
を紹介すると告知がありました。

皆さんが参加される場合、どの本を紹介されますか?
(よろしければ、おすすめの本を
 教えてください)

参加を決めましたが、適切な本が
家の本棚にありません。
適切かどうか判断する基準は
次の通り、と考えました。
 ①本のテーマが「星の王子さま」
  と共通点あるか
 ②小学生が選ぶ内容でなく、
  知らない本か
 ③今、読むことを勧める理由が
  わかりやすいか
以上の三点です。
この基準を満たしつつ、わたしが
ココロ揺さぶれた本としました。

基準に照らし合わせて、
本を探して、検討した結果、
「ミセス・ハリス、パリへ行く」
(以降、「ミセス・ハリス」と
記載します)に決めました。

 ※ここから、「ミセス・ハリス」
  の内容にふれます。
  内容を知りたくない方は、
  この先をパスしてください。


「星の王子さま」のテーマは、
  “大切なものは目に見えない〝
です。
「ミセス・ハリス」のテーマは
 〝ドレスを買ったのではない。
  ドレスを作る経験を買った〝
です。→①に適合します。

次に、ミセス・ハリスは
ロンドンに住む戦争未亡人の
家政婦です。1960年ころの話で、
小学生が選ぶ主人公ではありません。→②に適合します。

最後に、ミセス・ハリスは
女主人のクローゼットの中で
ディオールのドレスを見つけて
感動し、パリにドレスを買いにいくことを決めます。映画化され、ちょうど、2022年末から2023年始に
都内で公開中でした。
さらには、東京都現代美術館で
ディオール展が開催中です。
いま、お勧めする理由が揃いました。→③に適合します。

というわけで、年末年始に
「ミセス・ハリス」を
読むことにしました。
ところどころで、
わたしに刺さる内容でした。
紹介したいところを中心に
本の内容をマインドマップに
落とし込んで、読書会の説明用に
準備しました。

さらに、東京都現代美術館の
ディオール展に行きました。
目録を大人買いして、参考図書
として持って行きたかったの
ですが、品切れで叶わず。

もしかしたら、別の参加者も
「ミセス・ハリス」を紹介する可能性があるかも、と思い
映画を観に行くことにしました。

本と映画の違いをコメントしたら
重複しても話すネタは残るだろう
という考えからです。

映画はパリの街中を映します。
花の市場やランドマークの位置関係
が本より直接的です。

ただ、1960年頃に書かれたテーマを
2020年頃に映像化するため、
映画では、いくつか本とは異なる設定になっていました。

わたしは生まれた年代が本に近い
こともあり、映画ではナミダを
流すほど心は揺さぶられませんでした。


読書会はユニークでおもしかったです。
主催者が小学生ということもあり、幼稚園児が一名、お父さまとともに参加です。
その幼稚園児が紹介したのは、
「星の王子さま」のフランス語版
絵本です。
絵柄が日本語版と異なります。
参加者のみんなでどっちが好みか
意見が分かれました。

他の参加者がおすすめされた本も
それぞれに個性があり、
非常に良い刺激になりました。
ラッキーなことに「ミセス・ハリス」は重複しませんでした。

参加者が持参した本の紹介のあとは、
お題に沿って参加者が回答して
交流する時間もあり主催者の
ファシリテーション・スキルにも
驚きました。

このような期待を超えた出会いが
読書会の醍醐味です。
おすすめです。

大熊町でも読書会が開催されるなら
参加したいです。




写真の鉛筆は黒いクロ。他に、黒いピンクと黒いグレーがあった。
小学生にプレゼントしようかと思いピンクとグレーも揃えた。
いま、どうなっているか、少しだけ気になる。
鉛筆なので折られないでいてほしいものです。


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