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令和3年度補正予算のまとめ資料見つけた
令和3年度補正予算の数字が、新聞読んでても良く分からんので全体がわかるまとめ資料を探してたのだが、ちゃんと総務省にあるじゃないか。
総務省PDF
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いわゆる真水は、「1.税収」と「4.公債金」で、これに「3.前年度剰余金収入」を含めるかどうかは議論がある。「2.税外収入」は知らん。というかどっちにしても小さいのでこの際どちらでもよい。
それでいくと、真水は最低でも28.5兆円、最大でみれば税外収入も含めて36兆円となる。
これに対し、内閣府の統計では、GDPギャップが23兆円くらいのはずだから、数字を見る限りは十分な額と言えてしまう。
内閣府のいう潜在GDPは「平均的な水準で生産要素を投入した時に実現可能なGDP」ということだから、ほんとにそれでいいのか?という疑問はある。ただ「生産要素が最大限に投入された場合」のGDPでも42~43兆円ということらしい(←ネットの情報 笑)から、それでいっても十分とまでは言えなくても、一定のインパクトはあるはず。
つまり、中身はともかく、規模としては十分か、そこまでいかなくてもかなり効果はあるはずである。
にしても、岸田政権は何をやりたいのか良く分からん。「新しい資本主義」も「デジタル田園都市」も、それが一体何なのかぜんぜん分からいないし(もっともこれらの中身は今から決めるらしいから分からなくて正解だが)、分配と言ったり成長と言ったり、何に力点があるのかも分からない。
聞く力とは言うけれど、聞くだけ聞いて、みんなの意見の真ん中を取るようなことばかりして、政権自身のメッセージは何にもない。こんなんで参院選まで持つのかと思う。
が、案外、何とかなるかも。というか、なってしまうかも。
補正予算にもいろいろと批判はあるが、前半で見たように全体規模からしてもそれなりの効果はあるはずで、みんなの真ん中を取ったから全面的に悪いことだらけってことではないから、ある程度は経済も持ち直してくるでしょう。
それに、立憲民主党の方がアレだから、今回の衆院選と同じように、思った程負けないっていう結果になるんじゃないかと思ったり。
そんなこんなでこの政権が続いたら、経済壊滅とまでいかないが、大きく浮揚することもないような。それは結局、ずるずると停滞していく道でもある。
いっそハッキリしたメッセージがあれば、どっちにしても結論は出る。良ければ経済もよくなるし、悪ければすぐに倒れるだろう。
のんべんだらりと続いてしまうのが、一番始末が悪そうだ。