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裏とか表とか。

うちの庭には大きな渋柿の木が一本
甘柿の木が大小合わせて4本あります。


去年は渋柿が大豊作で、実をつけすぎておばけのように枝が垂れ下がるくらい鈴なりでした。

お隣さん曰く
樹齢100年くらいかも
という渋柿
少なくとも60〜70年くらいにはなる
という話

去年はご近所など、たくさん分けてもまだまだ採りきれないくらいで、うちでもぎゅうぎゅうに干さないと場所が足りないくらい干し柿をつるしました。

ほんとはもっと風通しよく
干した方がいいのだけど
多すぎて大混雑でした。


この家に住んでからこんなに大豊作だったのは初めてでした。

今年はと言うと、2つです。
大きな木にたったの2つ。
2つしかならなかったのです。
その2つは、カラスのものになりました。
それはこの際いいんです。
柿をカラスに食べられるのは避けられないから
毎年、カラスやいろんな鳥たちと分け合ってます。
ただ、2つしかならないなんて。

柿などの果樹には裏年と表年があるとよく言われます。
豊作の年の翌年には不作があって、またその翌年には豊作というように。

剪定したり間引いたりすれば、平均して毎年実がなるとも聞きますが、うちの場合、無肥料無農薬で剪定や間引きもせずほったらかしです。

渋柿は、去年は異常なまでの大豊作だったので、あんなに実がなれば、木が疲れるはず。
エネルギーを使い果たして今年は実をつけることができなかったのでしょう。
なんだかかわいそうなことをしたような気になります。

タイトル画像はこちら。
2つなっていた柿もなくなり
葉もおちた今日の渋柿の木
今年の初めに
背をを低く切ってもらったのも
実がならない原因かもしれません。
今年はお休みの年ですね。



ところで裏表って、人に対しても使う言葉ですよね。
裏表があるよりない人と言われたいし、相手を見て態度を変える人がいたら、裏表がある人って思うかもしれない。
けど、人の裏表って?
人って裏と表というような平面ではなく、いろんな面があるし、相手に共鳴してその人の中のどの面が引き出されるのかが変わるものじゃないかと思うのです。

だから、誰かが自分に対する態度と他の人に対する態度が違っても、それは裏でも表でもなく、その人が自分と共鳴して違う面が出てるだけなのじゃないかなと。

柿の裏年ってことを書いてるうちに、そんなことが頭に浮かびました。

柿に話は戻って。
うちの庭の甘柿は、去年よりは少ないですがそこそこ実がなっています。
でも、凸凹があって凹んだところは黒くなっています。
調べてみるとカメムシに食べられた跡のようです。
カメムシにやられていたとは。
見た目は悪いですがそこだけ削れば美味しく食べられます。
これは裏なのか?
去年はきれいに美味しい柿がたくさんできて、一昨年は虫なのか病気なのかきれいでなかったです。



そして、干し柿は、今年は諦めるつもりでしたが、産直で渋柿を見つけて、母に送る為に買ってたので、ついでに自分のも買って干しました。
母が干し柿が好きで、以前は自分で買って干していたみたいだけど、去年は私が送った渋柿を干して、人にあげて喜ばれたらしく、「今年はないの?」と聞かれたのです。
産直に買いに行くことが難しくなったり、料理をしなくなっても、干す気力があるというのはいいことだと思って、買って送りました。

うちの渋柿は西条で
とても甘いのだけど
産直で買ったのは
あたごでした。
大きかった。
味はどうかな?


今年はご近所でも柿が不作だったとよく聞きます。
来年は表?豊作ということでしょうか。

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