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義母の入院と義父の進歩

10月のはじめから40日間、義母が腰の圧迫骨折で入院していました。

入院から1ヶ月が経った頃から急に、早く退院したいと毎日言うようになって、急いで退院しても、まだ介護認定がおりてなくて、家の中の手すりなど、準備も整っていなかったし、骨折を繰り返したら大変だと、私たち夫婦は反対していたし、病院側も家の中が整ってからの方がいいという判断でした。

入院中、何度か義母と面会もしましたし、電話でもしょっちゅう連絡を取っていましたが、義母の様子を見ていると、介護認定がおりるまで待つのは、義母の精神衛生上良くないと、私たちも判断して、退院させてもらおうと決めました。
入院から40日近くなっての面会の時には、杖をつきながらだけど、しっかりと歩けたり、座ったり立ったりもできていたし、リハビリのトレーナーさんからも、家に帰ってから必要な動作は全部できているとお墨付きが出て、私たちも安心して退院の許可をお願いすることができたし、病院からもご家族とご本人がいいならと、許可がおり、その翌日に退院となりました。


退院後は、まだ両手に杖を持つことが必要だけど、すっかり元気になって、いつもの義母に戻っています。
「何もかも順調にいきよります。ユミさんがあちこちピカピカにしてくれて快適に暮らしよります。」
と上機嫌。
手すりも介護ベッドもいらないそう。笑


先日、退院後の初めての診察に付き添って行ったら、担当のお医者さんも、義母が歳のわりに頭もしっかりしていて身体も丈夫で素晴らしいと驚いていたほど。


義母が入院中は、ひとりになった義父のことも心配でした。
今回、義父は、炊飯器の使い方を電話で義母から教わり、自分でごはんを炊けるようになりました。
87歳での初めてのチャレンジ。
私が家に行った時に、義父から洗濯機の使い方を聞かれ、持ち帰って洗濯してくると言ったのだけど、使い方を教えて欲しいというので、一緒にやってみたら、それからは自分で洗濯するようにもなりました。
何度か、おかずを炊いて持って行ったりしましたが、自分でお惣菜のコロッケやアイスを買って、好きなものを好きなだけ食べる自由も満喫してるようでした。笑
ごはんを炊けたり、洗濯ができるようになっても、義母が帰ってきたら、いつものように戻ってると思いますが、思いがけない義父の進歩に驚き、感心しました。


こちらが色々心配して、お世話しようと思っても、義母は特に人にお世話されるのに慣れていないし好きじゃない。
自分で動けて、気力があるうちは、やったらいいなと思うようになりました。
それが心と身体の健康にもつながるのだろうと。
人や物に頼ったり、動かなくなると、どんどん動けなくなりますし。


入院中、毎日朝夕2回の電話をしていた義父と義母。
普段は小競り合いもしょっちゅうですが、お互い元気で一緒にいられるのはしあわせなことだと思います。
普段から会話が多いのもお互いの元気の秘訣かもしれません。


今回、いつも元気な義母が骨折して入院となり、自分たちの将来のことを現実的に感じられ、色々考えさせられました。
ピンピンコロリが理想です。(追記 自分の最期の話です。)


タイトル画像は、今年の8月、うちの梅畑でシキミを切る作業をしていた時のうちのダンナサンと義母です。

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