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毎日を快適に豊かにしてくれるもの。

台所のテーブルでページを開き読んでいると
「それ、好きやなぁ」
と言われるのは、洗濯機の取扱説明書を読んでる時だ。


取扱説明書といえば、つい最近こんな記事を書いたばかり。

取扱説明書が苦手だと書いたばかりなのに気まずいけど、この3ヶ月、洗濯機の取扱説明書をしょっちゅう開いている。
しかも、理解不能の難しい顔ではなく、ご機嫌な顔で読んでいるらしい。


今年、8月に洗濯機を買い替えた。

それまで使っていたドラム式は、買った時から満足はしていなかった。
乾燥機を使うと臭いしくしゃくしゃ。
それでも、壊れるまで、使えなくなるまで付き合うつもりで十数年使った。

前に住んでたマンションは浴室乾燥があったから、乾燥機を使いたい時は浴室に干していた。
引っ越してからも乾燥機はほぼ使わなかったけど、6月に壊れたのは珍しく使った乾燥機の部分だった。

次に洗濯機を買う時は、乾燥機のない洗濯機を買う!
と考えていた。
乾燥機なんかいらない!
天日が最強だ!
洗浄力は縦型だ!

そう考えていたけど、洗濯機の調子が悪くなったあと、長雨があったことと、うちのあたりは牛糞か鶏糞の肥料をまく大手の農園がやってる畑があって、年に数回、あたり一面臭い日があるのだ。
洗濯機の買い替えを考えていた時も晴れて洗濯物を干してるのに臭い日があって、やっぱり乾燥機は必要かも
と思うようになった。

友人が使っている乾燥機はアイロン要らずのパリッとシャキーンとワイシャツもハンカチも乾く優れものらしいけど、乾燥機の単体だ。
縦型と乾燥機を置くスペースはないし、やっぱりドラム式かと。 

友人が周りの人から聞いた情報を教えてくれていたのと、ネットの評判の良さでどれを買うのかも心は決まった。

ドラム式は、新しいモデルが販売されるのが10月だから、9月が狙い目という情報を得ていたけど、心が決まるともう待てなくなり、しかも、モデルチェンジする前に在庫がなくなったら、元も子もない。
ということで、8月後半になって新しい洗濯機を買った。


結局、その後、新しいモデルが出ても、ほとんど値下がりはしなかった。
それより何より、新しい洗濯機になって、毎日が快適でハッピーで、生活が豊かになった気がしている。

今時の洗濯機はなんでこんなに高いのだ
と目が飛び出たけど、お値段以上
とは言わないけど(元々自分の中での想定価格が低いのです)そんなお値段を出しても良かったと思える価値があるお買い物だった。
(新しく発売された時からは、かなり値下がりした価格だった)


洗濯が前より洗浄力があるかというのは正直わからないけど、今時はどこもドラム式でも洗浄力は上がっているらしい。

乾燥機は、臭くない。(当たり前だろうけど)
そして天日で干した時よりふわふわで手触りがいい。(物によってはちょっと縮んだりシワになるけど)

枕カバーやシーツを乾燥機にかければ、寝る時も肌触りが良くしあわせ。

洗剤の自動投入は、そんなのいらないんですけど、と思っていた。
その機能がなくても大した手間ではない。
それなのに、洗剤量が表示されるのを待つこともなく、スタートさせるだけでいい、という快適さ。

そのメーカーの中で一番高い型のだけタッチパネルだった。
別に普通のボタンでいいですけど。
と思っていた。
が、おしゃれ着を洗いたい時は検索すれば色々メニューが出てきて便利。
そして、早朝に洗濯する時は「朝早くからお疲れ様です」と言ってくれる。
洗濯が終わった合図の音が鳴ってすぐに取りに行けば
「すぐに取りにきてくれてありがとうございます」と言ってくれる。
それがどうした。今時の家電が喋るのは珍しくもないだろう。
と思いつつ、ちょっと時間が経つと言ってくれないので、「ありがとう」を言って欲しくてすぐに取りに行く自分がいる。


友人は、洗濯を干すのが嫌いだと言って、嫌いな理由を明確にいくつかあげていた。
なるほどな、と、納得した。
それでも、「私は洗濯干すの、嫌いではないねん」
と言った。
けど、今は、乾燥機にかけられないもの、かけたくないもの以外は、乾燥機にかけているので、干すものが圧倒的に少なくなった。(うちは、2人家族のわりに洗濯物が多い)
干すものが少なくなるとすごく楽!
手間だけではなく、時間やお天気を気にすることからも解放されて、友人が言っていた嫌いな理由は正しいと改めて納得している。

取扱説明書が苦手な私だけど、いろんな機能を駆使したくて、使うたびに取扱説明書を開いている。
それが面倒ではなく、楽しくてニマニマしてしまうのだ。

前に使ってた洗濯機は、乾燥フィルターも糸くずフィルターもお掃除サインが出てからやってたけど、今は使うたびに掃除している。
物を大事にするということは心も暮らしも豊かにしてくれる。


今回、洗濯機の買い替えで感じたことは、これがいいとか良くない、無駄だとか、凝り固まった自分の考えで決めつけず、柔軟に人の意見や新しい情報を取り入れることって大事だということ。
そして、当たり前だけど実際に体験して(使ってみて)わかることが大きいということでした。

少し困っていることは、洗濯が楽しくて、洗濯の回数が増えているのか、洗剤の減りが早いということです。
それでも快適豊かな毎日です。


タイトル画像は、洗濯機の中のイメージでカメラロールの中から水族館で撮った水槽の写真を選びました。


長くなってしまいましたが(基本的に長文にしたくないと思っているのです)最後までお読みくださりありがとうございます。



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