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しょっぱくて甘酸っぱい今年の梅しごと

6月ももう終わるというのに
今年の梅仕事のことを梅シロップのことしか書いてませんでした。
備忘録に書いておかないと。

梅干しは、収穫後、追熟させながら、熟したものから少しずつ塩漬けにしていきます。

無農薬無消毒なので斑点がどうしてもでてしまいます。

何度も漬けるのが面倒そうだけど、一度にたくさん漬けるのは大変だから、少しずつの方が楽だったりします。

こんな風に塩で漬けます。
最初に漬けたのはもう梅酢があがってるので、
上の瓶で数日毎日ゆすりながら
塩に馴染んできたら
こちらに仲間入りさせます。

いつもは、このまま紫蘇漬けにしてから土用干しするのだけど
今年は紫蘇を入れる前に一度干してみました。

紫蘇を入れていない梅そのものの色です。
干してるうちに少し赤くなっていきます。

二日干して、次の日が雨予報だったので、取り込んで、そのまま紫蘇漬けにしました。

紫蘇は畑で無肥料無農薬で育てている赤紫蘇です。

草だらけの畑です。
前の年の紫蘇が種を落としてできたものです。
新しく種を蒔くよりぐんぐん成長します。
まだ背が低くて小さいけど、
摘み取る事で大きくなっていきます。

今は梅酢も梅も真っ赤に染まっていて、土用干しを待っています。


梅仕事は、もう20年以上やっていますが、
今年はじめてやってみたことが。

NHKのきょうの料理で井澤由美子さんが紹介されていた“完熟梅のシロップ煮”です。

完熟梅のシロップ煮
完熟梅 500g
グラニュー糖400g(きび糖で作りました)
白ワイン・水 各カップ1
・・・・・
①ホウロウ鍋に梅以外を入れて混ぜる
②砂糖が溶けたら梅を並べて厚手のキッチンペーパー(私はクッキングシートを使いました)で落とし蓋をする
③弱火にかけフツフツしたら極弱火にして10〜12分煮る
④火からおろしてそのまま冷ます。
冷めたら清潔な容器にシロップごと入れて新しいキッチンペーパー(私はクッキングシートを使いました)などで落とし蓋をして蓋をし、冷蔵庫へ
(食べごろ:5〜7日くらいして好みの甘さになったら。
日持ち:シロップに浸った状態で2〜3週間)

きょうの料理「私の梅の手仕事」井澤由美子さん
完熟梅シロップ煮

これ、めちゃくちゃ美味しかったです。

杏のシロップ煮とは、当然ながらまた全然違って、
梅シロップや梅酒を漬けた時の梅を食べたことがある方はちょっと近い感じですが、
漬けたあとの梅は、エキスを出したあとなので、完熟梅で作るシロップ煮とはやはりまた違います。

とろっと甘酸っぱくて、白ワインと梅のいい香りが口の中で広がって、上等なスイーツのよう。
種が入ったままなので、種の周りについた美味しい果肉も全部残さず食べたくて、口の中でいつまでも種をころがしたり吸ったりして、上等なスイーツと言いながら、かなり庶民的な食べ方に。笑


梅しごと、もう一つは毎年やってる梅ジャム。

傷みのある梅だけとっておいて、傷みのある部分だけ切り落としてジャムに使います。

青梅も黄梅も混ぜて作ってます。

梅ジャムを作ってる時、ジャムとは関係ないとこで、落ち込む出来事が起きました。

落ち込んだ気持ちのままジャムを作るのって、
念が入りそうで嫌ですよね。

そんなことを考える前に
急に作ってる途中のその熱々のジャムを
アイスにのせて食べてやりたくなって(精神状態が普通じゃないのでその時の気持ちを思い出してこんな表現になってます)
ジャムを作ってる途中で放り出すなんて、普通はやらないことだと思うけど
やっちゃいけないかもしれないけど
やってもいいじゃないか!
どうせ自分が食べるものなんだし
という気持ちで火を止め
冷凍庫からバニラアイスを取り出し
熱々のジャムをのせ
食べました。

ジャムが熱いので
あっという間にアイスがとけました。
バニラアイスは久保田のアイスが好きだけど
この時はMOU。
MOUのバニラはカステラにのせて食べるのが好きで
買い置きしてました。

めちゃうまー!
熱々の甘酸っぱい梅ジャムが美味しい。

食べたら気持ちが落ち着いて
途中になってた鍋をまた火にかけ
ジャムは無事に完成しました。

今年はいろんな意味で
しょっぱくて甘酸っぱい梅仕事でした。

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