助けを求めることも必要。
色々なことに挑戦するのは、とても素晴らしいことだ。しかし、自分の限界を越えても助けを求められないのなら、それはもはや挑戦ではなく、ただのわがままだ。
あれもこれもやってみたいという気持ちは、確かに強い原動力になる。そうした情熱が人生に彩りを与えるのは間違いない。実際、成功者と呼ばれる人々の中には、高いバイタリティを持ち、いくつもの挑戦を上手く形にしている人も多い。そうした姿を見ると、憧れを抱くのも自然なことだ。
だが、忘れてはいけないのは、自分と他人は違うということだ。成功者がいとも簡単にこなしているように見えることも、自分には高いハードルとして立ちはだかることは珍しくない。
もちろん、諦めない気持ちや努力を続ける姿勢を美徳とする考え方もある。だが、自分の限界を見極める力もまた、重要な資質ではないだろうか。限界を超えてもなお、自分のやりたいことだけを優先し、人に助けを求める勇気さえ持たないなら、それは単なる無謀に過ぎない。
自分のキャパシティを越えてもなお、何かに挑戦したい時は、一度立ち止まって、周りに助けを求めからでも遅くないのではないだろうか。少なくとも私はそう思う。