大差のない選択。
他人と同じだからといってそれが必ずしも、正しい訳では無い。こういう考え方は大切だと思う。しかし、この考えを大切にする上で1つ肝に命じなければいけないのは、他人と違うからといってそれが必ずしも、正しい訳では無いということである。
人と違う道を行く選択は時に必要であるが、人と同じ道を行く選択も必要だからである。状況やその場の空気感等を見極めてその中で取捨選択をしていく、それが大切なことだ。
安易に周りと同じ選択を取ることも、安易に他人と違う選択を取ること、どちらも本質的に大差のない行為だと知っておかなければ、自分は見下しているつもりでも、相手にも同じように見下されるなんていう、傍からみたらどんぐりの背比べみたいな恥ずかしい状況になってしまう。
人と違う道を選んだ結果、成功することもあれば、失敗することもある。例えば、他人が勧めるキャリアや進路を無視して、自分の好きなことに突き進んだ結果、苦労したけれども後悔はしていないという人もいるだろう。
しかし、逆にその選択が裏目に出て、周囲の忠告を無視したことを悔やむ場面だってある。大切なのは、自分が選んだ道を振り返り、後悔しないような生き方をすることだ。正しい道は1つではなく、状況に応じて自分で作り出すものだからだ。
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