辻褄合わせの快楽。
辻褄合わせが好きな人がいる。そういう人は結論ありきで逆算をしていくことで、自分の見たい現実に真実味を持たせる。クイズを解いているような感じで気持ちがいいんだろうか。
ドラマで見るようなへっぽこ刑事なんかは、この傾向がある様に思う。自分が犯人だ!と思う人物の犯人であるという確証だけを調べて、犯人じゃないかもしれない情報は無視する。ドラマの中ではそこを主人公に指摘されるが、現実では特にそういったこともなく、自分の推理に没頭できる。
なので、より楽しく都合よく、辻褄を合わせることが出来る。それはそれは、気分が良いことだろう。見たい現実を自分の力で見つけられるわけだから。
まあ、それはお前のみたい現実を見るために辻褄合わせしてるだけじゃないのか!なんて言われたら、否定できないけどね。