グレーゾーン。
疑わしきは罰せずという言葉がある。たとえ疑わしくても、罰するだけの証拠や根拠が乏しいなら、罰を与えるべきではないという考え方。まあ、疑わしいからって誰でもかれでも罰してたら外も満足に歩けないし、妥当な考えだと思う。
だけど、罰を与えないからと言って許したり、疑いを完全に拭い去っていいのかと言われたら怪しい。何故なら、その人が立っている場所はグレーゾーンだから。潔白の白である可能性も、罰されるべき黒である可能性もはらんでいる。
そんなどちらにも転ぶ可能性のある人物を白だ、黒だと決めつけて話すのは危険なことだ。事の顛末を知り得ない人間が出来ることは、静観しかない。下手な情報に踊らされて後悔するなんてのは、数え切れない程あるもんな。