今日も手のひらは返り続ける。
たまに、手のひらを返すように意見がコロコロと変わる人と自分の間違いを認め、考えを改め直す人を一緒くたにしている人がいる。後者は立派だが、前者は危険だ。
手のひらを返す人達は自分が間違っていたのではなく、自分の見聞きした情報に誤りがあったから、自分も思い違いをしてしまったと思っている。そこに反省など1ミリもない。だから、それ以降も目に入った情報に飛びついては、世論の風向きが変わると自分もそちらに流れ続ける。良くも悪くも自分の頭を使って考えようとは思わないのだろう。
だが、何も考えず人の情報に乗っかることが、現代、ある種の処世術になっているのかもしれない。それでも、やはり自分で考えることに何らかの価値があると信じたいもんだね。
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