オバアの言葉は神の言葉かもしれない「できることはなんでもやりなさい」
「できることは、なんでもやりなさい」
と、オバアは言った。
今日は、みき作りのワークショップでした。
おばあから受け継いだ、来間島のみき、を伝えるためのワークショップでした。
無事に終わって、わたしにみき作りを教えてくれた、師匠であるオバアのところに報告へ行ってきました。
姿が見えるなり、オバアは言う。
「なんであんたは見えないか?」
えっと、えっと、えっと、と一瞬たじろぐ私。
「あ~、畑が忙しかったし、今日もみきのことがあって」
「畑には何があるか?」
「ゴーヤと、インゲン。」
「毎日、収穫はあるか?」
「うん、おかげさまで」
「なら、上等さ。」
「そうやな。」
と、オバアとあれこれユンタクして。
やがて、日も暮れだしたころ、そろそろと腰を上げる時、オバアが言った。
「なんでもやりなさい。
できることは、なんでもやりなさい。」
「うん。」
「頑張りなさい」
「うん。」
できることは、なんでもやるよ。
ほんまに、もう、それだけやな。
オバアが私に教えてくれた数々のこと、
伝えきれているかは分かりませぬが。
できることはなんでもやります。
ヨーコさんは、まだまだ修行中、一生修行中であります。