物理的にも心理的にも、「距離」が遠い人には嫉妬は起こらない
嫉妬は、自分と「距離」が近い人に対して起こる
嫉妬。人なら誰でも、嫉妬する事はあるよね。
絵師なら神絵師に。
人は何故、嫉妬してしまうのだろう?
ぼくが思うに、神絵師に嫉妬してしまう理由として、「距離」が近いのが考えられます。
今はSNSで絵師と自分との「距離」が近くなった事もあり、絵師の人となりを身近に感じられるようになったけど、身近に感じるがゆえに比較し、嫉妬しやすくなったのも多い。
だけど不思議な事に、海外絵師だったり、すでに引退した絵師や鬼籍に入られた絵師や画家には、あんまり嫉妬が起こらない。
それは「距離」が遠すぎるから。
海外絵師はそもそも海外の方でその人の人となりが分からないし、引退した絵師や鬼籍に入った絵師はもうその時点で比べようがない。
前者は現在活動していないし、後者は生きてないから。
「距離」が離れすぎてしまっている人とは、自分の現状に当てはめて比べる事ができないんです。
だからそれによって起こる嫉妬が起こらない。
距離が近しい人に嫉妬が起こるのは、共通項が多いから
例えばtwitterで万いいね貰ってるあの神絵師は、「現在生きていて」、「現在活動していて」、「日本人」で、「一般人」で、「同年代」で、「自分と同じ性別」で、自分と「同じジャンル」で、「同じ絵柄で」………
このように、自分と近しい点、共通項が多ければ多いほど人は意識して嫉妬しやすいそうです。
ちなみに相手が「プロ」で「神画力」で、自分とは「距離」がありすぎる人だとしても、
ぼくは同じ「日本人」ってだけでもう無理。
同じ日本人だとどうしてもその人の人となりとか生活が見えてきちゃうし、その人の使う言葉もその人への称賛の言葉も全部日本語なので、その時点でもう「距離」が近いんだよね。
「同じ日本人なのに…」って比べちゃって苦しくなる。
海外の方だったら「ま、海外の人だし」って思えるんだけど……
ぼくのようなこじらせた絵師が嫉妬しない相手は、もう引退した絵師か鬼籍に入られた絵師だけなんじゃないかな。
自分と同じ「現在生きている・活動している」という土俵に上がっていない、物理的にも心理的にも「距離」が遠すぎる人たち。
そこまで距離がある相手でないと、嫉妬なしで相手の作品は見られません。
「距離」を遠くすれば、嫉妬はなくなる
「距離」が遠すぎる人を、人は無意識に「自分とは遠い世界の人」と認識し、自分と切り離します。
切り離された事柄に関しては「自分には関係のないもの」となるので、「距離」が空いた事によって自分と結びつける事がなくなります。
上記に当てはめると、ピカソやゴッホの描いた絵は「遠い時代の遠い世界の人が描いた大昔の絵」となり、「twitterの同年代の神絵師の絵」ほどの身近さは感じずその距離感ゆえ嫉妬なく見れるという事になります。
「距離」が遠ければ遠いほど「自分とは無関係」だと認識して、結果嫉妬が起きづらくなるんです。
ちなみになるべく嫉妬をせず絵を探したり見たりする方法として、
「絵はPinterestで検索する」がおすすめです。
検索するだけでたくさんの絵を数珠繋ぎに見れるけど、表示されるのは基本的に絵だけなので、知りたくない絵師についての情報が目に入ってきて嫉妬…という事もありません。
こじらせ絵師は是非Pinterestを使ってみよう。