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HSPビジネスに引っかからない為に


胡散臭いカウンセラーに気をつけろ

HSPの知名度が上がって、HSPカウンセラーと名乗る人間が増えました。

このnoteにもいっぱいいるよね。
やたらキラキラした、胡っ散臭そうなカウンセラーたちが…

HSPカウンセラーというのは、まず信用おけないと思っていい。
そもそもHSP自体が、発達障害等のように医学的に認められているものじゃないからです。

医学的にもまだまだ未知数な分野を、「専門」と称してカウンセリングなんてできる訳がない。

また、HSPカウンセラーは誰でもなれます。
国家資格や病院での研修が必要な公認心理士や、民間でも資格をとる必要のある臨床心理士とも違い、
HSPカウンセラーが主催するユーキャンのようなお手軽な講座やセミナーを受けるだけで、その日からもうHSPカウンセラーになれる。

心理学のしの字も知らんズブの素人でも。
(HSPカウンセラーに限らず、心理カウンセラー自体に特別な資格や訓練は必要なく、講座を受ければ誰でも簡単になれる)

なんならセミナーなんて受けなくても、「自分はHSPカウンセラーです!」と名乗っちゃえばもう活動できる。
ぼくだってなれるよ。

よくnoteやアメブロで見かける胡散臭そうなHSPカウンセラー
・キラキラ笑顔のプロフ画像
・✨🌈🌱←こういう絵文字を多用
・「セッション」「コーチング」といったカタカナ用語を多用
・セミナー、お茶会を頻繁に開催
・文章がやたら長い
・すぐLINEに誘導する
・全体的にスピっぽい

ああ~うさんくせ~

HSPカウンセラーが胡散臭いと言われる理由として、スピが入ってる事があげられます。
HSPをエンパスって言ったり、占星術とかやってたり。
カウンセリングに占いとか前世診断を持ち出してきたりする事もある。
医学的に見たらまずあり得ない事よね……

お茶会とかして顧客や信者を集めるのは、新興宗教のそれと通じるものがある。
「なんだか怪しい」と感じたら、近づかない事。
権威性があるように見えても、信用しない事。

HSPカウンセラーの中には、「◯◯プランナー・アドバイザー」「◯◯セラピスト・コーチ・トレーナー」といった肩書きを載せている事があるけど、
ああいうのはHSPビジネス界が独自に(勝手に)資格を作ってるだけだから、医学的な信頼も権威もないです。

また、「JADP認定メンタル心理カウンセラー」「上級心理カウンセラー」という資格は、
JADP(日本能力開発推進協会)という民間協会が行っているカリキュラムを受講して合格すれば誰しもが名乗れるもので、国家資格でも何でもありません。
カウンセラーとしての質を保証するものでもない。

ユーキャンのノリで簡単になれるのだ


現場で実務経験を積む必要はなく手っ取り早く稼げるから、noteやオンラインセミナーで活動してるのがわんさかいるんだろうね。
SNSでなら経歴詐称も簡単だしヤバくなったらドロンしちゃえばいいんだから、詐欺師にはうってつけの環境です。

HSPカウンセラーが全員胡散臭い詐欺師、と言い切るのは誇張しすぎかもしれないけど、ブームに乗っかって金稼ぎしようと企む輩は多い。

いっちゃえばHSPなんて半分はビジネスだからね。
関わるリスクも大きいから、疑う視点を持つ事が大事

HSPを謳うカウンセラーや書籍なんて「あーはいはい、今話題の金儲けビジネスね」くらいに穿った見方をした方がいい。

HSP関連の書籍は鵜呑みにするな

「HSP・繊細さんの為の生き方」などのHSP関連の書籍も多いけど、
あれも鵜呑みにしてはいけない。

HSPは発達障害や統合失調症のように障害や病気として認められているものじゃないから、医学的に解明されておらず未知数の分野です。

あくまで気質として、心理学者が提唱したまでの事。
心理学界では研究が進められているけど、それもまだまだスピリチュアルの領域を出ない。
だから医学的科学的には信用がつかないものなのです。

「HSP対策・対処法」として載っている事も、「こうすればいいんだ!」とすぐに飛びつくのはやめて、まず立ち止まり、よく考えて取り入れよう。
何度も言うように医学的に効果があるかどうかは不明だし、スピ方面にのめり込んじゃう危険もあるから。

それに同じHSP当事者でも、環境や境遇、個人の特性はそれぞれ一人一人違うから、そのままそっくり参考にはできない。
「ADHDの為の◯◯」が、ADHD全員に効果がある訳ではないように。

HSP関連の書籍を読み漁るのもいいけど、
まずは発達障害など別の原因がないかどうかを確認して、それを踏まえて自分の生きづらさにアプローチしていく事が大事。

原因は発達障害から来ているのに、かたくなに認めたくない病院に行かないでは、本来受けるべき治療ができず生きづらさからは解消されない。

まずは、根本の生きづらさの原因を探る事。
それが一番の自己理解に繋がります。

医学的に信頼できる治療や支援を受ける。
現実的な考えを軸にする。

生きづらさから救ってくれるのはカウンセラーでもスピでもなく、自分の知識と経験です。

HSPを脅かすHSPビジネスには十分気をつけて、生きづらさを緩和していこう。


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