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ニックス考察

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2023年10月の記事一覧

ニックス考察:ハービンジャー×ポッセ(牡牝共通)

※24年10月更新  ハービンジャーは『フォルリ』の血との組み合わせから多くの活躍馬を出しています。一般的にはヌレイエフを介してフォルリを補給するかたちが有名でしょう。ブラストワンピース、ディアドラ、ペルシアンナイト、モズカッチャン、チェルヴィニアの5頭がGⅠを勝っています。  その影で、実は隠れニックスと呼べる経由パターンがひとつあります。『ポッセ』を介してフォルリを組み合わせる方法です。該当馬は8頭と少ないですが、そのうちの5頭が勝っています。GⅠ馬のチェルヴィニアの

ニックス考察:ドゥラメンテ×サザンヘイロー(牡駒限定)

 ドゥラメンテ産駒は『ヘイロー』の血をクロスした馬の活躍が目立ちます。サンデーサイレンスの父がヘイローですから、サンデーのクロスをつくれば、自動的にヘイローもクロスされたことにはなります。ただ効果がでやすいのは、サンデーを経由しないパターン。母方からサンデーサイレンス以外のヘイロー血脈を配して、ヘイロー単体を刺激するのが有効です。  今回紹介するサザンヘイローはヘイロー直仔の種牡馬。上記の法則にあてはまります。牡駒に限定すると10頭中7頭が勝ち馬。これまで一番の活躍馬はドゥ

ニックス考察:キズナ×カロ(牡牝共通)

※24年10月更新  このニックスに触れるまえに、まずキズナの父であるディープインパクトの配合について書きたいと思います。  ディープインパクトはストームキャットと血と好相性。多くの活躍馬を送りだしました。そのなかでも鉄板ニックスとなっていたのが『カロ』の血をセットで併せもつパターンです。該当する24頭中23頭が勝ち馬。歴史的名馬のコントレイルを筆頭に、ダノンキングリー、エイシンヒカリなど9頭が重賞馬となる、とんでもない配合型でした。  それを踏まえて、本題のキズナ×カ