
【読書録】04.『18禁日記』(二宮敦人)
『18禁日記』(二宮敦人、TOブックス、2013)
様々な人の日記を集めたオムニバス形式の小説。タイトルの「18禁」はグロの方です。
【あらすじ】
徐々に視力を失っていく女性、小学生の頃から悪事を繰り返す男性、血などが苦手だったが平気になっていく医大生──彼らは徐々に狂っていき……
日記やブログ、メール形式で綴られていくこの小説は、人間が狂っていく様を感じられ、ホラーテイストもあって面白い作品でした。(ホラー映画などが好きなので)
個人的には就活生の日記が印象的でした。思い込みもここまで来ると恐ろしい……実際にこの日記のようなことは行ってはいませんが自分も就活生をしていたため、より身近に感じました。
オムニバス形式で一つ一つの話が短いため、手軽にホラーを感じたいという人にもオススメです。
次回読書予定の本
『スイート・マイホーム』(神津凛子)