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学びを止めない。

もうすぐ緊急事態宣言ですねぇ。

前回の時は休校でしたが、
今回は休校しない方針。

そんな矢先、都立高校クラスター発生。

どうなるかなぁ。。。

オンライン化するかなぁ。
でも、休校を経て、一つの実感がある


勉強は、一人ではできない。


学校の必要性について考える上で、今までの経験を語る。

教育に関する某イベントのボランティアに2年前参加していて(スタッフをしてました)、オルタナティブスクールの講座の会場のお手伝いをしながら話を聞いていたのですが、


学校教育は必要ない

って話す登壇者さん。

うんうん、たしかになー。
と思いつつ聞いていて、

最終的なまめの結論。


学校も、あったら楽しい。


高校生のころ、高校生宣言を作ろう!みたいな会議にボランティアで参加してまして、教員志望だったから一応ね、と思って学校教育に関するチームに入った。

そのセクションの中心メンバーは不登校の子がほとんどで

学校はいらない

という方向性に話は進んでいた。
その提言を文科省に向けて出そうという動きだったとそのミーティングが始まって気づいた。


まめはずっとみんなの話を聞いていた。


まめの順番になった時、答えた。

うーん、でも、私は学校が楽しいなぁ。



ガチャン、と音を立てて壊れるような場の雰囲気と、一斉にみんなの視線が集まるのを感じた。


やっちまった、と思ったけど、嘘はつけない。


私は私の学校が嫌いじゃないし、
そりゃ辛いことも嫌なこともあるけど
勉強なんて全くできないけど
そんなに嫌じゃない。
6年間一緒にいた学年の仲間は
全員と仲良しってほどじゃないけど、
それぞれいいところもある


しん、とした後、よく分からないけど、
学校の好きなところをいっぱいいっぱい、
そんなにあったっけってくらい喋った。
何かを守るみたいに。


すると次の子も言った。

私も、嫌いじゃないかも。




不登校を否定するわけではない。
そもそもこの言い方が嫌だ。

不登校、は登校を前提にしている言葉だ。

別に行かなくてもいい。
向き不向きはあるし、学校にもよる。
合うところにいればいいし
まめの地元の友達は結構、高校には行かない。

就職できるくらい力があるなら
大学とかも行かなくていい。

学校がなくても
本はあるし
ネットも映像コンテンツもあるし
勉強も友達もそこでできる。

イベントでもそんな話を聞きながら、
あ、でもこれで成功できるのは
優秀な人だけだ。

って気がした。

放っておいたら
まめだって勉強しないもんね。
進んで授業受けたり
何か創ったり
できるならたしかに
学校は行かなくていい。


ただ、学校教育の根本は
勉強でも部活でもなく
(この二項対立の議論になるたび、
いつも不思議な思いでいる)

異質な物事と関係を結ぶこと

だと思う。

やりたくない勉強は
やってみない限り
絶対人生で触れない。

気の合わない人とは
同じクラスにでもならない限り
関わらない。

でも、やってみたら意外と楽しい。
一緒にいてみたら思ったより良い奴だ。

そういう自分とは交わらないものに
たくさん触れる機会をくれるのが学校だ。

時に摩擦も起きる。
いじめも起きる。
そこでぶつかり過ぎないよう教えることは
私たちの仕事だけど
不和は、起きる。

全員が何の小さなトラブルもなく
みんなが全ての物事にやる気にあふれて
という学級はたぶん、ない。

(あるとすれば、それは教師が見たくないものを見ていないだけだ。理想の学級はいつも善良な子どもたちの我慢の上に成り立っている)。

外からは見えない小さな不和とぶつかりあい。孤独感とか劣等感とかさまざまな感覚のうごめく胸中は人間なら当たり前の感覚だ。


オンラインでの学びは
自分で選べることが
最大のデメリットだ。


自分がいいと思ったものだけに
いいね!
して生きる生き方で
本当にいいのか。

ホメてくれる人、すごいこと言ってる人だけとしか関わらなくて、
大丈夫か。


あー、めんどくさい、って言いながら
一応やっておくか、と取り組んだものが
後で何かに繋がることもあると
大人になった今ならわかる。

思い通りにならない経験をいっぱいしたらいい。

ぶつかり泣く日があっても
なんだかんだクラスや部活の仲間と
一緒にいることで
それぞれ違うことを認められる空間を
作りたいなと思う。

でも、うまくいかない経験も含めて
次のステージに進む力になるなら

学校もあっていい、と思う。
そういう学びの場だから。


休校は嫌だった、
って子どもたちはずっと言ってたので

コロナの中で申し訳ないけど
来たい子だけでもいいから
そんな学びを止めないであげてほしい。

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