『聖トマス・アクィナス』
こちらカバー画像は、海外のサイトから拝借しました…
彼は、フルネームで、ギルバート・キース・チェスタトン、G・K・チェスタトンと呼ばれる、作家、批評家、詩人、随筆家です。
イギリス(英国)人です。
わたしが彼の名を始めて知ったのは、『アウグスティヌスとトマス・アクィナス』という本が、みすず書房から訳出されており…
その著者である、エティエンヌ・ジルソンという、有名な、トマス・アクィナスの研究家がおり…
そのジルソンをして、トマス・アクィナスの入門書として最適と称されたのが、G・K・チェスタトンの書いたトマス・アクィナスに関する1冊である…とのことで、わたしは、自分の暮らしている近隣の市立図書館にて『チェスタトン全集』が蔵書されていたのを好都合として、その1冊を、いつか貸し出して読もうと思っておりましたらば、2023年ですから…昨年の夏に、ちくま学芸文庫から『聖トマス・アクィナス』というタイトルで…文庫本にて、出版されました。これには、少し、わたしも驚きました。
そちら、ちくま学芸文庫の目次は、以下のようになっております。
二人の托鉢修道士
逃亡した大修院長
アリストテレス革命
マニ教徒に関する観想
本物の聖トマス
トマス哲学入門
久遠の哲学
聖トマス以降
話は、少し「横道」に逸れるのですが、わたしが「トマス」と出会った…その「入り口」になった、入門書や概説書は、稲垣良典(いながき りょうすけ)氏の書籍から、その大半を学びました。
何しろ、あの『神学大全』の邦訳版を完結へと導いた訳者の一員であり、そのあたりの仔細は、エンゼル財団のHP内にある「神学大全」に関する箇所に映像資料も合わせて詳しいので、以下、リンクを貼っておきます。
稲垣氏を、ひとつ前の世代とすると、ちくま学芸文庫で、チェスタトン著『聖トマス・アクィナス』の解説文を書いている、山本芳久(やまもと よしひさ)氏は、まだまだ若い、これから、どんな仕事をしてゆくのか?といった感じの学者先生であるような気が致します。
話が、だいぶ「横道」に逸れました。
ちなみに、イギリス人の、G・K・チェスタトンも、稲垣氏も、カトリック信徒でした。そして、おそらく山本氏も、カトリックなのだと思います。
そうでなければ、トマス研究に、日本にて、従事しないような気がするのです。ちなみに、わたしは元カトリック信徒です。なので、トマスに、興味のあった時期があり、それなりに読書もしたが、チェスタトンの書いた、トマスの1冊は、読み忘れたなぁ…というのが、今回の結論です。
ちょうど、今、文字数が、1000文字を超えました。
今回は、短文にて、済ませたいと思います。
それでは、またの機会に、ごきげんよう、お元気で。