植物性ミルクをカフェで使うって、実際どう?バリスタQ&A
Kurasuのカフェでは、牛乳の他に、豆乳(ソイミルク)、オーツミルクの2種類の植物性ミルクのオプションを提供しています。ソイは2016年の開店当初から、オーツは2020年から提供を開始し、国内・海外問わず、様々な方にお楽しみいただいています。
ここ数年で、スターバックスなどの大手チェーンでもオーツミルクやアーモンドミルクが選べるようになるなど、コーヒーシーンの中でも植物性ミルクは身近な存在になってきました。
なぜ今、植物性ミルクが広まっているのか?
牛乳と比べて、カフェのオペレーションにはどんな違いがあるのか?
実際に、カフェで日々植物性ミルクを扱っているKurasuのバリスタ、Lisaに聞いてみました!
Q:なぜ植物性ミルク?
牛乳に比べても、ヘルシーで食物繊維など栄養価も高い植物性ミルク。健康や環境にやさしいだけでなく、素材由来の甘さをもち、コーヒーや抹茶の風味を引き立ててくれます。ソイやオーツ、アーモンド……と豊富なバラエティで、自分好みの1杯を見つけられるのも魅力です。
Kurasuでは、そんな植物性ミルクを、お好みのドリンクに合わせて楽しんでいただけるようご提供しています。
Q:植物性ミルクはどんなお客様に人気?
アレルギーのある方やヴィーガンの方をはじめ、海外からのゲストによく選ばれています。カフェ文化が根付いていることで知られるオーストラリアでは、プラントベースの選択肢が幅広く、自分好みにカスタマイズした“こだわりの1杯”を毎日楽しむ人が多いそうです。
最近では日本の方も、女性を中心に植物性ミルクを選ぶ方が増えています。オーツミルクのアイスを使ったKurasu Ebisugawaの2024年夏限定メニュー、“カスカラオーツフロート”も、国籍や性別問わず、たくさんの方に「おいしい!」と言っていただきました。
Q:植物性ミルクはスチームしにくいって本当?
植物性ミルクのスチームは難しい!なんてことはありません。バリスタたちは牛乳と同じようにスチームしています。ホームブリューをコンセプトとするKurasu Ebisugawaでは、家庭用器具である「WPMミルクスチーマー」を使用していますが、少しのコツさえ掴めば、きめ細かくツヤのあるラテを作ることができます。
Kurasuでは、カフェラテや抹茶ラテなどミルクを使用するメニューは基本的に全て、プラス100円でソイミルクやオーツミルクに変更可能です(Ebisugawaではオーツミルクのみの提供)。注文時にお申し付けください!
左がオーツミルク、右が牛乳。コツを掴めば、フォームが難しいと言われているオーツミルクも、ふわふわのラテに仕上がります。
Q:実際にカフェで植物性ミルクを使ってみて、どう?
Kurasuでは最近、カフェで使用するオーツミルクを見直しました。現在はフィンランドのブランド「AVE-NATUR」の製品を使用しています。Kurasuの浅煎りコーヒーがもつ豊かなフレーバーやフルーティーさを際立たせつつ、オーツの風味もしっかりと感じられるのが特徴。ほんのりと甘く風味豊かな味わいがおいしい!と、お客様にもスタッフにも好評です。
また現在ご提供中のThailand Ayo & Mikaでは、このコーヒーがもつ発酵感とよくマッチして、まるで赤ワインやブランデーのような奥深い味わいを楽しめます。他にもおすすめの組み合わせがたくさん。ランチ後のデザートタイムに、ぜひどうぞ!