Meet Your Barista: Osha - 変化の中で掴んだチャンスを次へ渡す
Kurasuは常に進化し、挑戦の幅を広げ続けています。急速に変化する中で、現場を支える縁の下の力持ちがいます。Kyoto Standでお馴染みのバリスタOshaもその一人です。
2020年7月に入社して、今月でちょうど5年目を迎えるOsha。エスプレッソを抽出する姿が誰よりも似合う彼女ですが、入社のきっかけはパッキングチームからでした。今では「バリスタ」という言葉が最もふさわしい彼女のこれまでのキャリアについて、今回はじっくりとお話を伺いたいと思います。
——Oshaさん、お疲れさまです! まずは自己紹介をお願いします。
KurasuのOshaです。今はKyoto Standをメインにバリスタをしています。他にも店舗のマネジメントに関わる発注業務とか、みんながスムーズに仕事ができるようなシステムを基礎から作っています。バックオフィスと現場の橋渡し役なイメージです。
チャンスの糸口はパッキングスタッフの求人
——さっそく本題ですが、コーヒーにハマったきっかけはありますか?
幼少期、母とよくお茶をしていたことを思い出します。喫茶店で母はコーヒーを、私はジュースを飲む、そんな風景ですね。だから、コーヒーとの距離は結構近かったと思います。
その後、気がつけば学生時代にはタリーズコーヒーやスターバックスで働いていました。2020年に京都に引っ越すことになり、京都への店舗移動を希望しようとした矢先にコロナが来てしまい、バリスタの求人はゼロでした。どうしてもバリスタになりたくて悩んでいたところ、Kurasuの「パッキングスタッフ」の求人を見つけたんです。今でもその瞬間を忘れられません。
▼ 2020年当時の雰囲気が伝わるパッキングスタッフ募集のポスト
業界の課題でもありますが、当時は特に未経験からバリスタを募集する求人がなかなかありませんでした。在学中にも何店舗か応募しましたが、採用には至りませんでした。今では2050 COFFEEのように、未経験者でもコーヒーの仕事に触れるきっかけを提供しているケースも増えて、経験の少ない人を育てる文化が根付いてきましたね。たった4〜5年間で、スペシャルティコーヒー業界が少し進化したように感じます。
目の前の仕事から一個ずつ形に
——確かに、コーヒーにハマっても、それを直接的に仕事につなげるのはなかなか難しい印象はあります。パッキングスタッフとして入社し、バリスタになるまではどういう過程を経て来ましたか?
コロナウイルスの影響もあり、変化の激しい状況でしたが、結論から言うと「バリスタになるチャンスを逃さず掴んだ」という感覚が強いです。「自分のやりたいこと」と「求められていること」のバランスが運よく合致したと思います。コロナウイルスの影響でインバウンドの時期にも波があり、パッキング業務をメインに、店舗でのドリンク提供のサポートも行うような形でした。
パッキング業務を通じてKurasuに対するインサイトを得ながら、バリスタ業務もできた。その経験がある種の強みとなり、チャンスを掴む手助けをしてくれたのかもしれません。おかげで、この4年間うまくいったと思います。
──うまくいったと捉えているんですね。一見、回り道をしたようにも見えますが。
むしろ、Kurasuは急成長している会社なので変化も多く、もし当時フルタイムのバリスタだったとしたら、波に乗るのに時間や労力が必要だったのかもしれません。
今振り返ると、業務を横断することで、ゆっくり育ててもらった感覚がありますし、良いところを取り入れながら自分のキャパシティと相談して、バリスタとしてもチームメンバーとしても成長できたのかなと思います。だからこそ、今回はそのサポートに自分が回りたいと思います。
半径2メートルから向き合うこと
──4年かけて、自分の思い描いていたバリスタ像を掴んだ今、何か目標としていることはありますか?
バリスタとして、働きやすい環境を作ることが一番の目標です。よく「半径2メートルの人は頑張って守りたい」と話しているのですが、特にカウンターに立つチームメンバーとのコミュニケーションは大事にしたいですね。
その上で、バリスタからバックオフィスに至るまでチーム間のコミュニケーションを円滑にする柔軟剤のような役割を果たしたいと思っています。Kyoto Standにバックオフィスの方が来たときは、ぜひ美味しいコーヒーを淹れてお届けしたいです。相乗効果を起こすことをもっと考え続けたい、みんなで体現したいと思います。
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