見出し画像

小さな暮らしの、いいこと<9>新しい毎日が始まる!

久しぶりに、小さな暮らしの、いいことシリーズを書いてみたいと思います。小さな暮らしというのは、簡単にいうと不要なものを手放す暮らし。いえ、もしかすると一見、必要なものすら、手放す暮らしかもしれません。

あるのが当たり前の物を手放して

私自身も、車、炊飯器や電子レンジ、パン焼き機、ジューサーなど、おそらく現代の暮らしにあって当たり前の物を手放してきました。そんな日常の中にある当たり前の物に「本当に必要?」と疑問をもち、熟考してから手放してみると、思いがけないほどの心の開放感、暮らしのスッキリ感、そして昨日までとは違う新しい毎日が始まるのがわかります。

「また大げさに~」と思うかもしれませんが、体験したことがある人は、きっとわかるはず。昨日まで、とっても大事(と思っていたもの)を手放す。すると、「なんだ、なくても大丈夫だ」とわかり、それに代わるものを取り入れた暮らしが始まります。例えば、炊飯器から炊飯鍋にした時、ガスで炊けるご飯の美味しさに驚き、鍋だから丸ごと洗える清潔さに驚き、新しい毎日が始まりました。先日からグリーン(鉢植え)を家の中に置かなくなったことで、心も暮らしもスッキリし、代わりに切ったグリーンやお花を飾るという楽しみを見つけました。

実は、今日も長年使っていたトートバッグを処分したんですが、捨てる前までは「でも、お気に入りだし」「まだ使えそう」「後悔するかも」なんて気持ちがよぎりましたが、捨てた後は「あれ?ぜんぜん問題ないね」「確かに捨てるに値するほど古びれていたね」と妙に冷静になれ、「いつか新しいバッグに会えるのが楽しみ」と、前向きな気持ちが芽生えてきました。

人生の主人公は自分か? それとも物か?

物は長く大事にもつ方がいいという側面もあります。けれど、それをすべての物に応用してしまったら、部屋中が物だらけに。人生の主人公は自分のはずなのに、いつしか人生を物で占領され、身動きがとれなくなってしまう。特に、長く使ってきた物、捨てるなんて思いもよらなかった物を捨てた時の無限の開放感、ゼロに戻ったような感覚は、小さな暮らしの醍醐味だと思います。(なかなか、周囲には理解されませんが・・・汗)

私は、10年ほどかけて小さな暮らしにシフトしてきましたが、ここで終わりだとは思っていません。さらに、少しずつ、少しずつ、物とさよならしながら、人生が終わる時には、もっと身軽で小さな暮らしを心から楽しんでいたいと願っています。物なんて、この世に置いていくしかないですからね。いつか、スーツケース2つほどに収まる物の量になったら、もっと自由な気持ちで世界中を飛び回りたいなぁとひそかに夢みています。



いいなと思ったら応援しよう!