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歳を重ねていくごとに自分のメンテナンスの時間を増やしていくことの大切さ

小学生の時、私はプールに入る前のストレッチになんの意味があるんだろうって思っていた。子供だから身体もぐにゃぐにゃに柔らかくて、みんなでただヘンテコな動きをするだけのように思っていた。

それが今じゃ大違いだ。ストレッチをすると変な声を出しながら、「効くぅ~」と呟いている。

小さい頃は楽だ。傷もすぐ治るし、身体の不調なんて殆ど感じない。たまにお腹を壊して、朝礼で貧血になるぐらいだ。病弱グループに居た私ですら今考えると羨ましいほどの健康体だ。

1日の内に自分のメンテナンス時間を取る

歳を取ればどうしても身体の不調がどこかしら出てくる。人生の大先輩が多い会に出席させてもらうと、みんなどこかしら身体が悪いと言っている。

そんな中、たまに特に悪いところもなく元気な人もいる。そんな人に話を聞くと、すごく自分の身体のメンテナンスを良くしている。例えば、毎日プールとサウナに行ったり、早寝早起き、ジョギングなど何かしらの健康にいい習慣を持っている人が多い。そして、彼らはそれに1日の大半を使っている。つまり、自分のメンテ時間をすごく取って身体を労わってあげているのだ。その時、ふと気が付いた。

人間の身体って小さい頃は新品でピカピカの新車のようなもの。メンテなんてほとんど必要ないし、悪くてもほっとけば治っていた。でも、歳と取るにつれて色んな部分が摩耗してボロボロになってくるのは当たり前。だから、大人になってきたら歳と共にメンテ時間を増やしていかないと若い頃のパワーなんか出てこないのが普通なんだと。

思い返せば、20代の頃見向きもしなかった健康法を私は今たくさんしている。例えば、朝の散歩やサウナ、2-3日に1回入念なストレッチなどだ。これをやっていると、忙しい時期はふと、こんな時間取っているのモッタイナイかな。辞めようかなと思う事もある。

実際にこの習慣を辞めた時期もあったが、そうすると一気に身体が悲鳴をあげて、逆に何もできなくなってしまう。それを繰り返している内に、今ではどんなに忙しくても自分のメンテ時間だけはある程度確保するようにしている。

現状維持するには全力で走らなければいけない

「鏡の国のアリス」のセリフで「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」というものがある。これは、健康にも言えることなんだろうと思う。

何もせず元気でパワフルに生きれるわけじゃない。パワフルに生きている人は現状維持のために全力で取り組んでいるのだ。日々のちょっとした身体のメンテも歳相応に、しっかりと向き合わないとしみじみと感じた。

何かと理由をつけてサボりがちな健康習慣。
秋になって寒さが出てきて億劫だけど、再び気合を入れてがんばろう。


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