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2022年は花粉症が酷くない。マスクをしなかった人生を反省。

花粉症が消えたバンコク滞在の1ヶ月間はまるで天国だった」の記事でも書いたが、私は毎年花粉症が酷い。

花粉に苦しめられた一番古い記憶は小学校時代。鼻が詰まって夜中に起きて、点鼻薬を使ってまた寝るという嫌な記憶。

中学生になっても治ることはなく、花粉症は続いた。高校生になっても大学生になっても社会人になってもずっと花粉症である。

私の場合、目よりも鼻にくる。目は「ちょっと痒いかな」くらいの感じなのだが、鼻が酷い。本格的に春が訪れると、鼻呼吸が一切できない。

鼻水も酷いので、ポケットティッシュを大量に持ち歩くことになる。そして毎日、数時間おきに点鼻薬が必要になる。そして、寝る前には忘れずに点鼻薬を使う。症状が酷い日はやはり夜中に起きて、点鼻薬をもう一度使う。

毎年こんな感じなので、もはや恒例行事みたいになっている。自分はこの先もずっと花粉症と付き合っていくのだろう。そんなふうに思っていた。

2021年も漏れなく花粉に苦しめられ、迎えた2022年。「あぁ、今年もこの季節がやってきた」と思って過ごしていたのだが、なんだか今年は症状が穏やかなことに気づく。

目は例年と同じくらいの症状だが、鼻の症状が全く違う。点鼻薬をほとんど使わなくても、毎日を過ごせていた。これに気づいたのが3月の上旬頃である。いやでも3月上旬といえば、春は始まったばかり。これから気温も上がって花粉も活発に舞うようになる。きっとそのうち症状が酷くなる。そう構えて毎日を過ごしていた。

しかし、中旬になっても下旬になっても花粉症が悪化することはなかった。相変わらず目は痒いが、鼻が大してひどくない。例年は日に幾度となく使っていた点鼻薬も、1日1回で済んでいる。なんなら使わない日だってある。

そうしているうちに3月が終わった。桜が咲く新年度。4月が始まった。私の花粉症は、例年GW付近には治る。なので4月というのは最後の山場である。この月を乗り越えれば、あの忌々しい花粉症とおさらばできる。4月はそういう暦である。

4月になっても私の症状は大人しいままだった。「このまま今年は終わるのではないか?」。そう思ったこともあったが、過去10年以上に渡り、花粉症に苦しめられている私としてはそんな簡単に気を抜く訳にはいかなかった。本格的な症状がいつ襲ってきてもいいように、気持ちを整えていた。

しかし、4月第1週目が終わっても、2週目が終わっても、3周目に突入しても、私の症状は穏やかだった。この記事を書いているのは4月16日だが、依然として症状は軽い。本当にこのまま今年の花粉症シーズンが終わりそうである。

なぜ今年はこんなに症状が軽いのだろう。思い当たる節といえば、マスクである。今年は外出中ずっとマスクを付けていた。

花粉症の人がこの時期マスクを付けるのは珍しいことではない。というか花粉に対しての至極一般的な対処法である。ただ、私の場合「マスクしたって、どうせ花粉に苦しめられるからマスクしなくていいや」と割り切り、過去十数年にわたり、全くマスクをつけていなかった。

それが今年はがっつりとマスク生活である。もしかしてマスクのお陰か。マスクのお陰で花粉症の症状が和らいだのか。世の中がこんな状況じゃなければ、気づかなかった発見である。

急に私の体質が変わって、花粉に強くなった可能性も考えられるが、そんな都合のいいことは早々起きないだろう。とするとやっぱりマスクが功を奏したのだ。花粉の飛散が収まるまでもう少しの辛抱。しばらくはマスクで完全防備してお出かけすることにする。

そうしてもうすぐ、夏がやってくる。

おしまい。


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