嘘の中の本当

99%の中に1%の真実。
物語の中にはそれがあるそうです。

名取佐和子さんの『文庫旅館で待つ本は』を読みました。


『「祖母は小説が好きでした。元気な頃は、本が読めないわたしのために、よく読み聞かせてくれました。一度どうして小説を読むのか尋ねたら、祖母はこう答えたんです」
――作り話のなかにときどき覗く、“本当”を探しているの。』

作り話だけれど、その中に1%の真実がある。
嘘の中にある本当。

それを探してみたいです。


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