この人の役に立ちたいと思えたかもしれない日
久しぶりに
"この人の為なら嫌な仕事とか、ちょっと面倒な依頼事でも頑張っていいよ?"
と思える人に出会えたかもしれない。
過去にも書いたが、私は仕事に上昇志向が無い。
もちろん任された仕事はちゃんと責任持って取り組むが、できれば面倒な事、苦手な分野の仕事は嫌だからやりたくない。
だからそういう仕事がまわってくるとその仕事が発生した事を恨むし、なんならそれを依頼してきた人を恨むこともある。
でも稀に、
"この人の依頼ならなんでもやりましょう!仰せの通りに〜(ペコッ)"
と思える人に出会える。
するとそういう嫌〜〜〜な仕事も
「まあしょーがねーな!!!」
とやったりできるのである。
そういう風に強く思える人と出会えた職場は私にとって2社目の会社。
ちなみに当時の上司。
(↓その時書いたnote)
この人との出会いは今の私(と仕事に対する意識やら何やら)を作った本当に衝撃的な出来事だった。
2社目の会社に勤めて得た一番大きな事はこの人と一緒に働けた事だとすら思っている。
ただ、こう思える人にはそう簡単には出会えない。
3社目の会社でこの上司に似てる雰囲気の人や、とてもお世話になった人もいたがここまで思える事はなかった。
だから
"こういう存在の人がいた"
という事を忘れていたんだけど、今働いている4社目の会社でそう思える人に出会ってしまったかもしれない。
"誰かのために頑張る"があまりできない私がなんでそう思える人がこの世に存在するのか?
考えてみた。
まず単純にお世話になるから。
仕事を教えてもらったり、助けてもらったり。
あとは感謝してくれて、かつそれを言葉で伝えてくれるから。
凄〜〜〜く小さな事で、
「それマジで誰でも秒でできる仕事やん」
な場合でも、
「本当に助かった」
と言ってくれるから。
そしていつも誰よりも一生懸命働いているから。
気付かないところでもとても真面目に仕事していて、でもそれをひからかさない。
私としては時に損してないか?と思ってしまう程、何か/誰かのために必死に動いている。
そういうところを見ると、この人の役に立ちたいな、と思えて。
ちょっとだけ私も頑張ろって思える。
今の会社でそう思えたのはとある若手社員さん。
就業当初からとてもお世話になっていて、いつもフォローしてくれるし、こちらがやった仕事は小さい事でも感謝してくれる。
常にニコニコしていて誰からも愛されるようなタイプ。
見るだけでわかる"良い人"オーラ。
なんでも引き受けてくれるし頼りになるんだけど、故に皆んなから頼りにされ過ぎている。
仕事ができて、頭が良い。
こう書いていると、なんとなく2社目で出会った上司に似ている。
キャラ的に助けてもらいやすいような気がするのに、性格なのか責任感なのか何なのか。
本人はなかなか頼れなくていつのまにかキャパオーバーしている気がする。
もっと周りに頼れば良いのに。
この人の仕事はとても専門性が高いので、派遣という立場の私では正直力になれる事は非常に限られている。
恐らくたいした事はできないだろう。
それでももし私にできる事があるならば、この人の負担が少しでも減って役に立てるのならば、どんなに小さい仕事でも、いつもなら嫌だな〜面倒だな〜と思うような依頼でも喜んで引き受ける。
先日、仕事で色々あってこの若手社員さんに対してこういう気持ちを持った。
と同時に久しぶりに元上司の存在を思い出した。
あ〜前にもこんな事あったなーと懐かしい気持ちになった。
元上司との出会いは私の中で本当に良い思い出だし誇りでもある。
もしかしたら今の会社のこの若手社員さんも、私にとって良い出会い/思い出になるかもしれないし、誇りになるかもしれない。
そう思ったらなんだかちょっぴり嬉しい気持ちになった。
まだ先はわからないし、そもそも私には何もできないかもしれないけれど、仕事を少しだけ頑張る理由ができて、それも良いもんだなあと感じた。