3年ぶりに投げ入れしました。
わたしは脳性麻痺で、握力が弱く、指にも麻痺があって、指先が震えています。
いけばなを習い始めたのは、高校のクラブ活動です。
本当は、美術部入りたかったのですが、私の高校の美術の先生は有名な版画家で、メキシコに「エッヂング」の技術を伝えた「深澤幸雄」先生で、先生に指導を受けたくて、わざわざ遠くの高校に来た生徒もいる、と聞いたので、敷居が高くて入れませんでした。
それでも何か芸術に関係するクラブに入ろうと思って、華道部に入りました。
流派は「小原流」でした。
短大も同じ「小原流」だったのでつづけました。
卒業して5年ほどは仕事優先で、やめていましたが、再開することにしました。短大時代の部活の先生が職場の近くでお稽古をしていたからです。
進級するたびに、もう次には進めないだろうと、あきらめかけたこともありましたが、先生が根気強く指導してくれたので、一般の一番上のクラスまで進むことができました。
教授者資格も取得できました。
研究会にも参加させてもらいました。
投げ入れも、一般の方たちといっしょに同じ時間内に活けました。
コロナと経済的な理由でやめましたが、やめてしまったら猫背が進んで指先がこわばりが増してきたように思いました。
精神的に良くないと思いました。
経済的にはいまもきついけれど、指のリハビリには再開したほうがいいと思いました。
花ばさみも使えたので一安心しました。
投げ入れも、麻ひもでとめ木を縛れると確認できました。
児童文学を書く上で、指が動かなくなる不安を解消するためにもいけばなのお稽古はできるだけ行こうと思います。