雑感的な話:展示会が終わって
こんにちは
全国建具展示会も無事終了しました。
改めてご関係者の皆さまにはお世話になり、ありがとうございました。
前回は展示作品のお話を中心にさせていただきましたが、堅い内容でもあったので今回はもうちょっと砕けた感じで展示作品にまつわるお話をしていこうと思います。
雑感的な内容ですので、合間にのぞいてみてください。
■個人的な話
今回の展示会は、個人的にはチャレンジでした。
というのも、これまでnoteでも綴ってきたように建具を通じた日本の歴史や文化を知ることをベースにしていました。
ただ、知ったことをどうするのか?、何のために学んでいるのか?っていう疑問も浮かびます。
そう、知って満足では自己完結しておしまいです。
ではなくて、ボクの場合だと建具や家具を製作している木工業の会社(家業)の人間の1人としてモノを作る(設計する)ことに活かすために学びを続けている、という疑問に対しての答えになります。
何かしら体験したことから何を学んだかを書いたり話したりして、そこから理解したことを基に今度は形にして表に出していく、という感じです。
そして、全国建具展示会で作品を作ることはこれまで学んだことをどこまで活かせるのか、注ぎ込めるのか、が個人的な焦点でしたし、出てきた作品がアレ?こんなもんなの?みたいになってしまったらとか、作品の提案がどこまで伝わるのかなぁとか、それらひっくるめて今回の展示会はチャレンジだと思ったところ。
出してみて今、感じているのはまだまだこれから、ということです。
コンセプトモデル「障具」(しょうぐ)、という形で出させてもらったのも、建具の一つ方向性として受け取っていただき、ここから色々な道を探っていきたいと考えから。
そして少しでも目を向けていただくために、木と和紙の椅子を同時展示して演出をして、障具の持つ意図が届いてほしい、という思いもあってあのような展示風景となっています。
それでも自分の肌感覚では改善する部分は多いな、と。
まだまだ、色々な形態のパターンや活かされる場面を提示していく必要も感じましたし、展示の装飾品の一つで終わらせたくない、という気持ちです。
失敗か成功かはわかりません。きっとこれからの自分次第なんだろうと思います。
でも、全国建具展示会のような人の目に触れる場に関われたことは貴重な経験です。
コロナ禍となりずっと対面イベント等が制限されていたので、こうして実際に木と和紙の椅子に触れてもらったり、お話したり出来た機会は大変ありがたかったし、素材の質感を知っていただくにはやはり実物が一番だなぁと感じます。
今後もこのような機会があれば関わっていきたいと思います。
ということで
今回はふわふわした感じのお話でした。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
ではまた。
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