価値共創とは?(サービス・ドミナント・ロジックとは?)
今回のnoteでは、自分がこれまでやってきたことを「サービス業である」と認識するところから、「サービスとは何か?」そして「サービスの新しい捉えかたであるサービス・ドミナント・ロジック」について書いていこうと思います。
倉林工房は何をしているのか?
倉林工房はその名前から「竹細工の会社ですか?」とか「工務店ですよね?」と言われることがあります。これはロゴマークをLancersでお願いしたときからのことでして、「倉」と「林」と「工房」という字面がそうさせてしまうのでしょう😅
さて、そんな倉林工房のやっていることは「業務改善ファシリテーション」なのですが、これだけ聞いても何をやっているのか分からないですよね…。😅
なので当初はお客様との認識がずれることもしばしば。。。そんな悩みを共有したのが2019年4月22日に行われた第一回 業務改善職勉強会でのLTです!
そこで気づいたのは、「倉林工房は、サービス業である」ということ。
サービスとは
ここで、サービス業の基本的な特徴について整理しておきたいと思います。サービス業は、いわゆるモノを売るビジネスとは異なり、次の4つの特徴があると言われています。
「モノ売りビジネスと違う」ということを強調するために「〜が無い」「〜ではない」というカッコ内のような表現をすることもあります。
そして、サービス業は、あらかじめ提供する内容が変動したり手に触って確認することができないので、「過去事例」や「プロトタイピング」や「類似サービスとの比較」を通して、提供側とお客様との間でそのサービス内容について共通認識を持つということが非常に大切になります。(このプロセスを「カスタマーエデュケーション」ということもあります。)
サービスはモノと違って手にとって見ることができないと言う特徴はあるものの、ここまでの考え方は「モノでもサービスでも、提供側から顧客側に『提供する』」という点で共通しています。
サービス・ドミナント・ロジック
今回、紹介するサービス・ドミナント・ロジック(=S-Dロジック)は、ビジネスの新しい捉え方を示してくれるものです。
ちなみにこれまでの「提供型のビジネスの捉え方」をグッズ・ドミナント・ロジック(=G-Dロジック)と呼んで対比しています。
サービス・ドミナント・ロジックにおいてももちろんモノやサービスの提供は発生するのですが、顧客側がそのモノやサービスを活用して一緒に価値を創りだす、という点が特徴です。
そして、これは「新しいビジネスモデル」ではなく「ビジネスの新しい捉え方」なので、「よーし、うちのビジネスもサービス・ドミナント・ロジックにするぞ〜」ではなく「サービス・ドミナント・ロジックとして捉えた時に、うちのビジネスはどのような可能性が考えられるか?」と考えるのが良さそうです。
ちなみに、今回参考にしたのはこちらの本です。
おまけ:価値共創の事例として
ちなみに、倉林工房のロゴマークは「くら」になっているのですが、これはデザイナーさんが出してくれたアイデアに、わたしの方からリクエストしたものなんです。
最初にデザイナーさんが「会議室と平仮名の『く』を組み合わせて、ファシリテーションによって新しいアイデアが出るような矢印」というロゴを作成
次に、私から「矢印に線を入れて、『ら』にしてください」と依頼
デザイナーさんが調整してくれて、ロゴ完成!!
というわけで、倉林工房ではお客様と一緒にビジネスを共創するためのファシリテーションをしていますので、興味がありましたらぜひお声がけください!😊 (最後宣伝w)