定年後にコンサルタントになろうと考えている人の参考に
定年後にコンサルタントになろうと考えている人いますよね。現役時代の経験を活かせばコンサルできるのではと。
しっかり目標持っている人は退職前から勉強して、中小企業診断士の資格を取ると良いと思います。私は会社の補助で通信教育をやりましたが、内容が膨大で挫折しました。名刺に資格があるかないかで信用度は違いますよね。実際中小企業診断士になった知人は、中小企業診断士のコミュニティが貴重だと言っていました。
さて私もマーケティングのコンサルタントになるぞと起業しましたが、最初に受注できたのは、前職のつながりによるマーケティング研修でした。
安易にどこかの経営顧問になれるといいなあと考えていましたが、そうは問屋が卸さない。そういう道を進んでいた知人の紹介で売り込みに行きましたが、良い返事はもらえませんでした。
幸い知り合いのつてで紹介いただいたコンサルティング会社でプロジェクトメンバーに入れてもらえて、コンサルの仕事ができるようになりました。
そこで改めてコンサルティングの仕事を学ぶことになります。その時のメモを紹介します。定年後にコンサルタントになろうと考えている人の参考になれば幸いです。
コンサルチェックリスト
クライアント
- [ ] 事業会社の与件を即座にまとめてわかりやすく整理するのがコンサルティング
- [ ] プロジェクトの最初で主導権を握る
- [ ] 事前にコンサルの進め方の合意を得ておく
- [ ] コンサルティングは攻めていくことが大事、守りに入ると無駄な仕事が増える
- [ ] コンサルティングの役割とタスクを明確にし、クライアントとの共通認識の確認をすること
- [ ] クライアントの期待するところを見据えて、そこに当たるように提案すること
- [ ] 最終アウトプットは提出資料の目次の項目で共有する
プロジェクトマネジメント
- [ ] プロジェクトメンバーの個々の役割を明確にする
- [ ] WBSを作りクライアントとも共有する
資料
- [ ] アウトプット(提出資料)は最初に目次を作り、共有して検証する
- [ ] インプット、アウトプットを明確にして、フロー図を描く
- [ ] フレームワークを使って整理する
- [ ] 仮説検証が基本
コンサルに限らず当たり前なこと
ミーティング
- [ ] 事前にアジェンダをつくり確認しておく
- [ ] 参加者、資料、会場の確認をしておく
- [ ] 前日に確認メールする
- [ ] 資料は事前に送る
- [ ] 終了後即座に議事録を出す
メール
- [ ] 後で見るために冒頭に宛先を書くとよい。挨拶文は不要
- [ ] できるだけ早く返事を返す
- [ ] 会議などに参加していない人がCCにある場合はその人たちに分かるように文章を書く
元アクセンチュアの大石哲之さんの著書『コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選』がとても役に立ちました。