探究が面倒・何もできることがない先生たちへ
とりあえず、気が楽になる言葉をお届けします。
どうですか?
何かしなければいけないという教師の呪いを解いてしまえば、探究はそんなに難しくないんです。
探究の専門家の私がそう言ってるんだから信じてもらっていいですよ。
それでだめなら私のせいにしてもらっていいですよ。
でも、何も武器を持たないで挑むのは心配というあなたへ
探究のいくつかのシーンで、切り抜けるアイテムをお届けしましょう。
一つ一つのポイントは短いものですが、クラスにはたくさんの生徒がいます。全員にこの言葉を個別に投げかけていると時間が足りなくなるくらいです。
これらを軽くクリアしている生徒は、もう自分で強くなっていける状態ともいえるので、あなたはその探究そのものに何も手を下さなくてよいでしょう。
そのあとのステップで生徒を助けられるのは、作文や発表の伝え方です。これは、いろいろな場面で指導してきたであろう教師のスキルを存分に振るってください。
あるいは、ある程度の専門性から話に付き合ってくれる知り合いを紹介するのも、生徒の探究的成長を促すものになります。
では、各シーンを見ていきましょう。
シーン1 序盤で生徒の手が止まっているとき
とりあえずネットで調べて、3つを書き留めてみて。
その3つも簡単なことで、Answer、Who、Whyだけ。
調べて分かったことがAnswer
そのページを書いた人は誰?ってのがWho
きっとそのページにはWhy=なんでそうなるの?ってことも書いてると思うんだよね
これをしっかり出来るようになるだけでも高校生には大きな成長です。もし、これはクリアできている子に対しては、一歩踏み込んで
この答えは納得できる?
それ言っている人ってちゃんとした人?
っていうのも有効です。これをクリアしていればネットリテラシやデスクリサーチは十分でしょう。
シーン2 アクションを伴う活動の場合
とりあえず、それ、自分でやってみた?
やってみた感想は?
それ、データとして記録してみてBefore-Afterで比べてみてよ
そのやり方ってずっと続けられそう?
Yes→ほかの人にお勧めすることを考えてみようか
No→それ、続けられるようにアレンジ出来たら画期的だよ、考えてみて
シーン3 テーマ探し
それ、楽しくやれそう? それダメって言われたら泣く?
なんでそれやろうと思うの?→(理由に対して)そう思うのはどうして?→君独自視点の面白さとしてツイートしてみて
どうなったら100点💮? 今は何点? 点数を上げるのに超えるべき壁は?
シーン4 発表準備
そのタイトル、中身とあってる? タイトル見て興味持ってもらえそう?
それ、具体的にどう言うこと? それ書いてよ
かっこいいプレゼンのポイントはレイアウトと色
左寄せで文章を書こう、すらすら読みやすくなるよ
見出しが目の中に飛び込んでくるように
見やすい色は、色を使いすぎないのと、明るさに差がある紙の色と文字の関係
いかがでしょうか?
いろいろ長ーい解説をすることもできますが、手の中に納まるこのくらいのカンペを持ち込めば、探究の時間は楽勝です。
もちろん、生徒の個別の深い部分の質疑に対応は難しいでしょう。でも、そんなときは最初の言葉を見てみましょう。
これに基づいた投げかけがあります。
自分はどう思うの?
本当にそれが答えでよいかは自分で決めてよ!
そして、君が本心でOK出しているなら「それでいいんじゃない?」と言って背中を押してあげてください。そして、探究の学びの責任は自分であることを意識させてください。
それだけでいいんです。
そして、それが究極の探究の指導の形でもあると私は考えます。
もし、こんなシーンではどうしてますか?ってものがあれば、記事の、参考にしていきたいのでコメントください。
次の記事はこちら↓↓↓↓↓