
花粉症に対する『べにふうき茶』の追加調査
今日も日本中で寒い日になっていますが、
いかがお過ごしですか?
以前書いた、『べにふうき茶』の記事が思いのほか
反響があったので、
追加調査をしてみました。
前回の記事はこちら
どのくらい飲んだら効くの?
前回はべにふうき茶にすりおろしショウガエキスを入れると
花粉症に対する効果が劇的に上がるとの記事を書きましたが、
なかなか、ショウガエキスを入れて飲むのは大変でした。
(しょうがの量が多かった…)
なので、
べにふうき茶だけ飲んでも効くんじゃない?
と思い、
いくつかの論文を探した結果、
粉末茶で飲めば、けっこう効果がありそう!
との結論にいたりました!
注意点!
一般的なべにふうき茶は、
100gあたり1000~1800mg程度含まれていると言われています。
今回見つけた研究では
粉末茶を1.5gを1日2回摂取(粉にお湯を入れてお茶にする)しており
1日あたり44.7mgとのことでした。
ということは、
1.5g中22.35g含まれていることになり、
100g中では、約1500g になります。
1500gであれば、
それなりの商品であれば摂取出来そうな値です。
ただし、
茶葉からメチル化カテキンを抽出するには
高温の熱湯で5分程度と
少し手間がかかります。
そのため、
茶葉を丸ごと摂取できる粉末茶がおすすめです!
ネットで調べると
けっこう出てきます!
研究をもう少し詳しく
以前、紹介した研究は
1.5gのべにふじ茶にすりおろしショウガ30mgを入れた場合、
目や鼻の症状が有意に改善されている研究でした。
それと同時に紹介した研究では、
486名を対象とした研究で、
359ml中17mgのメチル化カテキンを含むペットボトル茶を
1日2本飲むというもので、
自覚症状に有意差は見られないものの、
薬剤スコアに有意な差を認めたとされている研究でした。
今回、それに加えて
粉末茶1.5gを1日2回(1日あたり44.7mgのメチル化カテキン含)
を摂取することによって、眼の痒みなどの自覚症状が
有意に改善されていました。
他にも、含有量は明記されていませんでしたが、
1日2本のべにふじ茶を飲むことによって、
目と鼻の症状が有意に改善されったとの研究も見つかりました。
まとめ
前回の記事に加え
追加で調査した結果、
粉末茶であればメチル化カテキンを効率的に摂取できる
粉末茶100gあたり1500mg以上のメチル化カテキンを含むモノがよさそう
花粉が飛び始める前から飲んでいる
ことがわかりました!
まだ、花粉の飛散開始が発表されていないので
今からべにふじ粉末茶を飲んで
花粉症対策をしてみたいと思います!
※あくまでも、対策の1つで治療法ではありません。
カフェインなども含まれるため、お薬や体質、妊娠中などの方は
注意して摂取してください。
参考文献・サイト
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/4/3/4_3_127/_article/-char/ja/
べにふうきのスギ花粉症に対する効果比較試験
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010724192.pdf
「べにふうき」 緑茶のスギ花粉症状軽減効果とショウガによる増強効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibirinsuppl/136/0/136_155/_article
スギ花粉症に対するべにふうき(O-メチル化カテキン)緑茶の鼻づまり改善効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/56/8-9/56_KJ00004795023/_article/-char/ja/
スギ花粉症における「べにふうき」飲用による症状確認試験