11月の本
11月も1冊
○不機嫌は罪である 齋藤孝
先日アンガーログをつけているという話を書きましたが、私は不機嫌人間で、自分が不機嫌であるということをアピールしたくなってしまうのです。
もうホントこれは損しかありません。わかっているんです。不機嫌は損でしかないんです。周りにも自分にも。不機嫌を受け入れてもらおうなんて究極の自己中ですよ。
この本には、いかに不機嫌が不利益なことかということが書かれています。私みたいに不機嫌が不利益だとなんとなく分かっていてもどうにもできないという人にわかりやすく説明されています。
つまり「不機嫌」は性格ではなく、努力で直せる技術であること。私は気持ちのコントロール不足で、いかに幼稚であるかということを思い知らされます。
ただ不機嫌にしてるのはダメ!って書かれるより、不機嫌でいかに損しているかを書かれた方が入ってきますね。
帯にもありますが、不機嫌時代において上機嫌は今や「職務」なんでしょう。
そういえば写真家の佐藤健寿さんの座右の銘は「平常心」だそうですが、外国に行く機会が多い佐藤さんは、トラブルが起きても慌てたりしないように常に平常心を心がけているそうです。
佐藤さんは一見テンションが低いようにも見えますが、気分を上機嫌で安定させるのではなく、ローの方で固定することも効果的なのですね。無理に上機嫌にする必要はなく、不機嫌をばら撒かなければ良いということでしょうね。
私もいい加減不機嫌人間を卒業したいものです。