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精油を使った柔軟剤効果

今日はアロマを使った柔軟剤のお話です。
長文ですが、必要なところだけでもぜひ参考にしてみてください。
・柔軟剤の使用に悩んでいる
・市販の柔軟剤が合わない方
・手作り製品に興味がある
・小さなお子さんがいる方
・香りに敏感な方
・手作り品大好きor気になっている方
・環境問題に興味がある方
・アロマの活用に興味がある方
お役に立てると幸いです。



私と洗濯

私は洗濯が大好きです。
洗濯が大好きになったのは、田舎に住んでからのこと。
私たち家族は結婚してから三重の山間に古民家を購入し
6年間住んでいました。
築100年を越える茅葺き屋根の古民家には井戸があり、
飲水可能なキレイな水が湧き出ていて、
その水で暮らしのすべてを十分に賄えていました。
陽のよく当たる縁側横に洗濯機があり、
今では珍しい2層式洗濯機で洗濯します。
田舎で農作業もしますから、みんなの服はドロドロ。
当時は子供たちふたりがおむつで、大量の布おむつを
洗っていました。
それが私の朝一の仕事。
忙しくて、慌ただしくて、必死だったけど、
その朝一番の洗濯時間が私はとても好きでした。
そうやって『洗っては干して・畳んで戻す』という
ルーティンが発達特性にあっていたこともあるし、
循環ってこういうことなんだなあ…って、
その小さなサイクルを回せる自分に喜びがありました。
何より大きな自然の空気の中でザブザブ洗える心地よさ
それが格別だったのです。
そんな風に洗濯好きになった私は、
マンション暮らしに変わっても健在です。
下着や靴下は下洗いしていて、手洗いの手間は
今や私の心を落ち着けるルーティンの一つです。
そんな時使うのは手荒れしない優しい洗剤と
大好きなアロマの香りをブレンドした柔軟剤です。

アロマ柔軟剤の効果は?

アロマ柔軟剤…というと、『いい香り〜』という
芳香を期待してしまいませんか?

私はそうでした。

私のように手洗いしている人は、柔軟剤を入れた後、
ザブザブと浸透するように混ぜているときに芳香を楽しめます。
が、洗濯機に入れる場合は、
あまり感じられないかもしれません。
脱水後には香りますが、日光に干すと
お日様の香りの方が強い印象です。
それじゃあ、意味ないのかな?
と思われるかもしれませんが。
そんなことはありません。
多くの精油や植物には『抗菌作用』が期待されます。
これは(私が)思っていたよりずっと強くて。
普通の細菌だけでなく、真菌(カビ)やウィルスの
繁殖を抑えるのに役立つ精油もあります。
真菌と精油のについては実際に研究され、
詳しくその効果が示されていて、
効果の高いとされる精油も分かっています。

真菌への作用が期待できる精油

・ラベンダー・アングスティフォリア
・ゼラニウム・エジプト
・ティートゥリー
・パルマローザ
クローブやオレガノといった精油は、
より効果的です。が、精油の成分が
強いため、取り扱い・使用量に十分な
注意が必要になります。


真菌とは皮膚糸状菌と言って、
カンジダや白癬(水虫)の原因になる菌のこと。
爪水虫など、足の爪が濁っているときはこの真菌が原因かも…。
また、ところどころ足の皮が剥けていたり、痒みがあるときも要注意。
これからの夏場は靴の中が汗で蒸れて、真菌の繁殖が気になります。
水虫予防に効果的な精油を使って予防・改善するのもいいですよね。


手作り柔軟剤

手作り日用品を作るとき、いつも私は迷います。
これは手作りがいいのか、買った方がいいのか??
色んな点から考えて迷いに迷って継続できたものを、
手作り品としてご紹介しています。
柔軟剤で言えば
・便宜上 → クエン酸は掃除や料理に使えるので常備していて、
       わざわざ柔軟剤を買いに行くより楽です。
・コスパ → クエン酸は安価なので絶対コスパ
・環境  → 食品添加物のクエン酸は安心安全
・心地よさ→ 香料入の柔軟剤の香りもいいですから…お好みで。
       私は衣服の香りづけに試行錯誤中。
・品質  → 市販の柔軟剤より安心で日常使いしやすいです。
手作り柔軟剤は、クエン酸とグリセリンと水で作ります。

柔軟剤の材料

・クエン酸   大さじ2〜3杯
・グリセリン  大さじ2杯
・水(精製水)  200ml
・精油(エッセンシャルオイル) 40滴
・無水エタノール※ 5ml
※無水エタノール
薬局等で売られているアルコール度数の高いエタノールです。
精油は水には溶けません。水と油が混ざるようにしてくれるのが
この無水エタノールです。

柔軟剤の作り方

  1. 水(200ml )にクエン酸(大さじ3)とグリセリン(大さじ2)を入れて混ぜる

  2. 無水エタノール5mlに好みの精油40滴を入れて、しっかり混ぜ合わせる

  3. 1と2を混ぜ合わせたら完成

これで5〜6回分になります。
防腐剤等なしなので、2週間くらいで使い切るのが望ましいです。

柔軟剤の違い(手作り・市販)

手作り柔軟剤の働き

最初に、石鹸には界面活性剤で落とす中性洗剤皮脂などのタンパク汚れを分解して汚れを落とすアルカリ性剤があります。このアルカリ成分は、しっかり汚れを落とす代わりに皮膚を荒らしたり、繊維をゴワゴワした感じにします。
シャンプーだけだとキシキシする感じになるのも、皮脂汚れを落とす石鹸のアルカリ成分によるもの。
そこで、アルカリ性に傾いた状態をクエン酸などの酸性成分で
中和するのが手作りの柔軟剤・リンスの役割です。
香りの持続は弱いですが、抗菌作用の強い精油を使うと生乾き臭を
抑えることができます。
また、市販の柔軟剤ほどのふんわり効果はありませんが、
吸水性が保たれたまま、肌触りを良くしてくれます。
何より繊維に残っている成分は食用にも使用できるクエン酸なので、
安心安全です。赤ちゃんからお年寄りまで誰でも使える柔軟剤になります。

精油使用で消臭・抗菌効果を

精油使用によるメリットは、先ほどの抗菌作用があること。
精油を使用することで、洗浄力の強い洗剤を使用しなくても、
生乾き臭を予防することができます。
また、手作り柔軟剤では香りが弱いと感じられる方は、
精油と無水エタノールでスプレーを作ることもできます。
お好きな香りをスプレーにして外出前後に使用することで、
香りが定着していくとともに消臭効果もあります。
(精油による衣類の変色に注意が必要です。目立たない部分でチェックを)

ハーブ入りの香り袋(サシェ)の活用も効果的!
防虫効果や抗菌成分のあるものがお勧めです。
・ラベンダー
・ペパーミント
・レモングラス
・ティートリー
・ゼラニウム
・ユーカリなど
精油と重曹での作り方もまたお伝えしたいと思います。

市販の柔軟剤

市販の柔軟剤は、界面活性剤で繊維全体を
油膜のようにコーティングします。
・ふんわりした仕上がり
・静電気の防止
・花粉や化学物質の付着を防ぐ
これらの効果は高く、アウターやセーターには
適しています。そして、合成香料によって香りが
持続するため、消臭や清潔感に繋がったり、
好みの香りを選び楽しめる利点もあります。
市販の柔軟剤のデメリットには以下のことがあげられています。
衣類や生地の機能低下
タオルはふんわりしますが、吸水性が落ちる
シルク・羊毛・化学繊維は、肌触りが悪くなる
といったデメリットがあります。
肌トラブルを起こす原因
柔軟剤はすすぎの最後に投入され生地に成分が残流ため、
石油由来の界面活性剤で中には痒みを感じる人もいます。
また、乳幼児や小さなお子さんの衣服やタオルには使用には
低刺激のものを選ぶなど注意が必要です。
・合成香料による香害
持続する強い香りが、頭痛や吐き気の原因になることもあります。
特に乳幼児や小さなお子さんのいるご家庭では、感覚器の発達を
阻害しないよう無香料のものが望ましいと考えられます。

手作り品のいいところ

市販の柔軟剤は、これまでほとんど使ってきませんでした。
アウターや静電気を発生しやすいセーター・カーディガンを
洗うときに使うくらいだったでしょうか?
香りは弱いですが、私の柔軟剤に求めるものは手作り柔軟剤で
ほぼ事足りています。
手作り品のいいところは、原材料があることで
色んなものに活用できることです。
我が家には食品にも使える
クエン酸と重曹が常備されています。

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