ヒトの一生は4000週間『限りある時間の使い方』感想
今日は『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン著の感想を書きます。
軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験し、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑ってはたらくこと」を目標にしています。よろしくお願いします。
印象に残った部分はどこか?
なぜその部分が心に刺さったのか?
積極的に「降伏」して、できる範囲の努力をしようという、冷めた姿勢に共感したから。
人生の時間は限られているが、どんなに時間術を駆使しても、タスクを処理しきれない。
「あの人仕事ができるね」と思われたら、他の人から仕事を振られることも増えてしまう。
無理なものは無理なのだ。「時間は管理できる」という幻想を捨て、できる範囲のことをやっていこうというのが大事だと思った。
今の自分とどう重なったのか?
仕事が多すぎて処理できなかった頃、デビッドアレンの「GTD」と言う手法でタスク管理を試みた。うまくいった部分もあったけど、実際には全ての物事を完遂することはできなかった。
復職した今、仕事は少ないけど、働いているうちに、またたくさんの仕事を持つだろう。このその際に、いい意味で希望を捨て、できなくても当然と思えるのは大事だ。この本を読んでおいてよかったと思える日が来るかもしれない。
これを受けて、今後どうするか?
人生の時間は限られている。ヒトの一生は4000週間。時間の使い方は大事だ。しかし、すべてのタスクをこなすのは不可能で溢れてしまう。できる範囲でやるべきことをやる。
ニュースを見る時間を減らすことに成功したが、SNSを眺める時間はまだまだ長い。自分の注意力が無駄な気晴らしに向いてしまった時は、それに気づけるようにしたい。
また、「あらかじめ自分の時間を確保しておく」ことも大事だと説かれていた。1日1時間、noteを書く、運動をする、瞑想をするなどの時間として確保する。やりたいことに集中しよう。
時間管理術やビジネス本への痛快な批判も多く、読んでいて楽しい一冊でした。
おわり。
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