【詩】ああ、黒さよ
ペットボトルが
そびえ立っている
ああ、その昔
この中は黒さで満ちていた
昼下がりの光を浴び
キラリと澄んでいる
その存在は
どんな黒さを
湛えていたのだろう?
きっと苦い味のする
歴史を辿ってきたのだ
そして飲み干され、
語り継がれていく
ペットボトルが
そびえ立っている
ああ、その昔
この中は黒さで満ちていた
昼下がりの光を浴び
キラリと澄んでいる
その存在は
どんな黒さを
湛えていたのだろう?
きっと苦い味のする
歴史を辿ってきたのだ
そして飲み干され、
語り継がれていく