No.265/「つながらない権利」をどう考えるか
2024.09.21
こんにちは、くのてつです。
つながらない権利、という言葉をよく耳にするようになりましたね。
日経でもイギリスで週休3日とつながらない権利が、労働者の権利拡大の法案に盛り込まれると記事になっていましたね。
こんな特集番組もあり、見入ってしまいました。
この「つながらない権利」というのは個人的にどう捉えるかが難しいなという気がします。
自分のスタンスは至ってシンプルで、そもそも考えていません。
仕事でも遊びでもここに垣根がないので、連絡を取る人とは夜遅くても早朝でもやりとりするし、相手にしたくない人とは極力その機会を減らします。
ここで違和感を感じるのは、こちらには平気でもいつでもどこでも連絡してくるのに、その立場になると全くレスポンスがない、という利己的な人でしょうか。
こういう人を相手にする時は、相手に主導権を握らせなければ、あとは自分のスタンスの通りにやるって感じですね。
と、自分のスタンスは置いておいて、このテーマについて少し考えてみます。
勤務時間外の連絡は出ない
この考え、スタイルを徹底できる人はすごいな、と個人的には思います。
もちろん批判されるものでもなく、当然の権利ですから問題ないでしょう。
絶対にやってはいけないのは先輩や上司がそれを否定することです。
例えばこんな感じ。
「権利とは言えさあ、勤務時間外に全く受け付けないなんておかしくない?」
「こういうことやっていると周りから煙たがれるだろうな」
完全にこちら側の価値観のみで判断している訳です。
それはいかにも横暴だと思います。
とはいえ、ここまで割り切って信頼関係が構築されるのか。
この辺りのデータを取って調べてみたいです。
勤務時間外の連絡はウェルカム
基本的に、会社員はウェルカムではないにしても、このシーンはよくあると思います。
緊急重要度が高い場合もありますし、何でもかんでも縁を断ち切ればいいって話でもないことは理解しておく必要があります。
特に指示を出す側はこの境目をできれば作りたくないと思っているでしょうね。
一方でずっと拘束されている感じはしないのでしょうか。
自分も一時期平日、土日問わずいつでもどこでも電話が鳴っていることがありました。
休みの日なんてお会なしにいろんな人が電話をかけてきて、家族から心配されていた時期もありました。
自分としてはどこか意地で返していた気がしますね、「自分のレベルであればそんな楽勝っす」みたいな。
と反対、賛成の視点で見てましたが、ふとこういうことかな?と思いました。
会社や組織に属して主体性や当事者意識を失ってしまうことで、良い悪いと白黒をつけなけないと動けなくなる。
つまり「答えがなく困る」ということであり、受け身だからこそのこの考えに陥ってしまうのだと思います。
そもそも、自分で本気の事業をやっている人は、「つながる、つながらない」論争なんて眼中にない話でしょうね。
それがごく自然なことであり、重要なことなのですね。