No.297/原理原則に辿り着く
2024.10.23
こんにちは、くのてつです。
今日は久々にスクール事業者さんとの面談の日。
運営状況の確認や今後の戦略についてお聞きして、自分の見解をお伝えしてきました。
コンサルのようなものと言えば聞こえはいいですが、シンプルに相談役になっただけです。
ただ、こういう話をしているといろんな気づきや学びがあり、相応の収穫を得ることが出来ます。
中には不毛な議論もありますが、それもまた不毛なことがどんなことか考える機会になったと思えばプラスになりますね。
自分の中で考え、観点が強化されたことを2つ、整理しておきます。
最上位目標なき事業に戦略も戦術もない
現状の確認や今後の戦略を聞いていると、この観点がよく反映されていると思います。
自分たちの事業をどう進めたいのか、なぜそれをやりたいのかといったベースがあるなしで大きく差があります。
事業計画についてはある程度フォーマット化しているので、その通りに資料化しておけばストーリーた押さえておくべきポイントは外しません。
ただ、そこに最上位目標がないケースだと、全く中身のない数字のパズルをしているような展開になります。
全てにおいて、だから何がしたいの?と確認が必要になります。
一方、この最上位目標が明確なケースは、特に突っ込むことはありません。
数字と狙いが一致するので、なるほどね!という話になります。
その中で戦術に関するディスカッションができるので、実にみのりある時間になります。
自分ごと化していないから最上位目標を定められないのでしょうが、やはり上を見て仕事をしているようでは本質を捉えることはできませんね。
泥臭くドブ板戦術が取れる事業者は強い
結果を出している方々は無駄とも思える業務を当たり前のようにやり切っています。
一方、スイリッシュに「効率化」という方向性を取っている人に限って結果は鳴かず飛ばず。
認識を誤っているのだろうなと思います。
イケてるコンサルタントやマーケターの話やイメージを持ちすぎて、格好いい側面ばかり意識しているのでは?とさえ感じます。
そのせいか、「効率的に」とか「選択と集中」などを語りながら、程のいい言い訳をしているように映ります。
そう、自分が手間をかけることが嫌なだけなんですよね。
泥臭くやる=面倒くさい。
それだが本音でしょ?って感じです。
それで結果は出ないのは明白です。
優れた頭脳を持っていればもっと世界トップレベルの企業にいるでしょ?って話で、ごく一部を除きドブ板戦術の経験は必須だと思いますね。
こういう初心、原理原則に立ち返る機会があることに感謝しつつ、自分の活動も併せて見直してみます。
初心忘るべからず、片手ではなく両手間で。