さびれた映画館とバルが50~60軒だけのナポリの下町で人々が娯楽にしていること
モニちゃんの親戚たちの多くが住むナポリの下町フオリグロッタには、ほとんど娯楽がない。少なくとも僕はそう感じる。あるのは、さびれた映画館とバルが50〜60軒といったところである。
浜田省吾の『MONEY』の歌詞みたいな表現になってしまったが、本当にそうなのだ。MONEYであればこのあと「ハイスクール出た奴等は次の朝バッグをかかえて出ていく」わけだが、フオリグロッタには若者も多く活気もある。
フオリグロッタをご存じの方であれば、ここまで読んで「おいおい、フオリグロッタ最大の娯