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懐かしい味と懐かしい生活 まるか三代目

国東市安岐町の「まるか三代目」に宿泊してきました!
自然の恵みと共に過ごす時間は、まさにあじわいきれない体験でした。
あぁ、また早く行きたいなぁなんて思いながら、滞在中に伺った自然農業や農泊について書いてみようとおもいます。

自然農法の挑戦
平成25年より大分県国東市に移住し、無肥料・無農薬の自然栽培を実践している「まるか三代目」。
今回は扶砂子さんにお話を伺いました。「最初は厳しい環境もあり、天候や獣害に悩まされましたが、少しずつ自分たちのペースでやってきました」とおっしゃいます。
2年間の試行錯誤を経て、強く美味しい作物を育てることに成功しました。F1種の野菜は種を残せませんが、扶砂子さんたちは次の世代に繋げられる作物を育てています。その思いに共感した友人たちから口コミでお客さんが少しずつ増えていったといいます。

ヨーロッパからのお客さん
宿泊の80%が欧米からのゲストです。「ヨーロッパのお客様が多く、フランス、イタリア、ドイツからよく来られます。ある日気がついたら雑誌に載っていて、それを見た方々が来てくれるようになりました」と扶砂子さん。国東市が作成したビデオやブログも、訪問者が増えるきっかけとなっています。特にロングトレイルを楽しむ旅行者や、自然の中で鳥や虫の声を楽しみたい宿泊者が多いとのことです。もう一つの実家だと何度も訪れる方も多いそうで、少しの滞在時間でしたが、笑顔や心遣いから、きっとご家族の人柄がそう思わせるんだろうなと感じました。

コロナ禍を経てできた別棟
その土地の植物や土を混ぜてつくった壁

「まるか」のルーツ
元々農業には興味があり、関東に住んでいた時から農業の勉強をされていたそうです。東北大震災の際に、電車が止まり仕事中だった自分たちが小さな娘たちを迎えに行けなかった経験が移住を考える大きなきっかけとなりました。仕事に追われる日々に疑問を感じ、自然の中で自分で育てた野菜を食べ、家族とともに自立した生活を送りたいと考えました。「まるか」という名前のルーツは北九州の実家が「まるか」という八百屋を営んでいたから。父や母かららっきょうの漬け方、惣菜の作り方などを学んだそうです。

薪の生活にあこがれていたおふたり

「移住前は外食も多かったのですが、自分たちで食べ物を作るようになって、外食がほとんどできなくなりました。360日3食、自家製のご飯です。家族も家のごはんがいいと言うし、味噌汁がないと落ち着かないんですよね。嬉しいことですが、大変です」と、扶砂子さんは笑いながら語ります。

ご夫婦と娘さん

たった一泊だったのに、素敵な建物とお手製の朝ごはん、扶砂子さんのお話にすっかり癒されました。実家のように何度も泊まりに来た外国人の子がいたという話がとてもわかる、、また近々泊まりに行きますー!


まるか三代目 
〒873-0352 大分県国東市安岐町明治4583-1
TEL : 0978-97-2211


記事作成
オシカツジン
国東ひとむすび みく


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